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メゾンドヴァン鶉亭

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「今月のおすすめワイン」

シャサーニュ・モンラッシェ

★8月のお勧めボトルワイン

CHASSAGNE MONTRACHET. Clos du Chateau de la Maltroye '16 (Chateau de la Maltroye) \18,000
シャサーニュ モンラッシェ クロ デュ シャトー ド ラ マルトロワ (シャトー ド ラ マルトロワ)

「バタール・モンラッシェ」をはじめ、「シャサーニュ・モンラッシェ」村の錚々たる一級畑を所有するドメーヌ、「シャトー・ド・ラ・マルトロワ」。「ブルゴーニュ」の第一人者と言われるイギリスの“ジャスパー・モリス”氏の著書「ブルゴーニュ大全」では「シャサーニュ・モンラッシェ」村を代表する生産者の1つとして紹介されています。
15世紀に造られたこのドメーヌを、1940年に“コリュニュ”家の“ダニエル・ピカール”氏が購入し、1992年から現当主である孫の“ジャン・ピエール・コルニュ”氏が引き継いでいます。
ワイン造りは、畑ごとの性格の違いが明確に表現されているのが特徴。畑はリュット・レゾネを取り入れ、鋤で工作。ブドウの収穫時期は100日目と決めており、これはブドウ樹の開花後の100日ではなく、裏庭のユリの花が開花してからとのこと。“コルニュ”氏の祖父の代からの教えであり、今でも忠実に守られています。1970年代まではワイン造りを他の醸造元に任せていた時期もあり、かつては実験的にアメリカンオークを使用したり、バトナージュを多く行ったりと試行錯誤した時期もありましたが、現在はブドウ造りに重点を置いた、極力人の手を介さないクラシックな造りに回帰しています。
天然酵母を使いタンクで低温発酵させ、 発酵が終わる直前に樽へ移行。新樽率は村名で20%、一級畑で3分の1(1級畑の中でも一部の畑は3分の2)、「バタール・モンラッシェ」については100%使用。樽はキュヴェ毎のスタイルを総合的に分析し、6つの樽会社からそれぞれのキュヴェに合ったものを選んで使用しています。こうして造られるワインは、「シャサーニュ・モンラッシェ」村の特徴が顕著に表現された、余韻が美しく重厚感がありながらも、重たさを感じさせない気品溢れる味わいに仕上がります。
2016年の「ブルゴーニュ」は4月の霜害と5月の2度の雹害に襲われ、収穫量が非常に減少したことで、ブドウの生命力と栽培家の力量が試された年となりました。しかし8月から収穫までは天候も回復し、暑い夏となったことで果実はしっかりと成熟。収量は低かったものの、生命力豊かでエレガントな酸とミネラルを備えたブドウが収穫されました。良年の2015年のワインがしっかりとした果実味と豊かな糖分を備えたスタイルであるのに対して、2016年のワインは上質な酸を伴うフィネスに富んだ、まさに真の「ブルゴーニュ」愛好家に飲んでいただきたい味わいに仕上がっています。
外観は若々しく輝きのある淡い麦藁色。リンゴや洋梨、グレープフルーツなどの柑橘類のピュアでフレッシュなアロマと、トーストやフローラルな香りが立ち上ります。前半は、凝縮感溢れる豊かな果実味と均整のとれた美しい酸を特徴とした上品な味わい。そこから、後半のミネラリーで骨格がしっかりとしたコクのあるリッチなテイストへとシフトしてゆきます。まさに、しなやかさと重量感の一体化でございます。
是非、夏の美食のお集りの際には、ご指名下さいませ!!。

(2020.8.01[SAT])

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