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メゾンドヴァン鶉亭

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「今月のおすすめワイン」

コス・デストゥルネル

今月のおすすめは当店の開業以来、同じ歳月を過ごしたヴィンテージワインです。

★3月のお勧めボトルワイン

CHATEAU COS D'ESTOURNEL '04 \ 30,000
シャトー コス デス トゥルネル

スーパーセカンドの筆頭「シャトー・コス・デストゥルネル」。その歴史は、創始者である“ルイ・ガスパール”氏が「コス」と呼ばれていた、いくつかのブドウ畑を相続したことから始まります。革新者であり、商売の天才でもあった“ガスパール”氏は、生産量の大部分をインドに輸出し、巨大な販売網を構築。インドで大成功を収め、『「サン・テステフ」のマハラジャ(偉大な王)』となり、その象徴として、自らの醸造所にオリエンタル調のパゴダ(仏塔)を建立。現在でも彼の造ったパゴダは、西洋風シャトーが立ち並ぶ「メドック」において、異質の存在感を放っています。1855年には、「サン・テステフ」村の中で1番となる「メドック」格付け第2級の称号を手にし、名声は一層高くなります。2000年より経営権を引き継いだスイスの実業家“ミシェル・レィビエ”氏は、莫大な設備投資で発酵室や冷却システムを一新。シャトーを近代的施設に生まれ変わらせました。脈々と受け継ぐ「コス・デストゥルネル」のDNAを継承しながら、革新的な醸造手法を取り入れてそのクオリティに磨きをかけ、名声を確固たるものとしています。
シャトーが位置するのは「サン・テステフ」村の南端。古い言葉で「砂利の丘」を意味する「コス」という丘の上で、「ポイヤック」村の北境にある、メドック格付け第1級「シャトー・ラフィット・ロートシルト」を見下ろす絶好の立地にあります。シャトーが持つ畑は91haに広がっており、そのうちの60%を占める丘の上部は、表土の砂利層が厚く水捌けが良いのが特徴で、カベルネ・ソーヴィニヨン種の栽培に最適。そして、約40%を占める粘土質の多い丘の下部には、メルロー種が植えられています。「サン・テステフ」村は。シャトーの数こそ少ないものの、ハートが描かれた「シャトー・カロン・セギュール」や「シャトー・モンローズ」2つの「メドック」格付け第2級シャトーを有する銘醸地です。独特の香味と温かみがある、堅牢な骨太のワインが生まれます。
「シャトー・コス・デストゥルネル」の醸造所や樽貯蔵室では、非常に大掛かりな工事を行い、地下を掘り下げ、そこにステンレスタンクを設置して、自然の重力でブドウを移動させることができるような設備へと、変更を行っています。ステンレスタンクの中で低温マセレーションを行った後、アルコール発酵、果皮浸漬を行い、樽の中でマロラクティック発酵を行います。樽熟成の期間は、大体「18ヶ月間」と発表しているのですが、実際は年によってマチマチなのだそうです。新樽比率も同様で、100%新樽を使用する年もあれば、80%になることもあるとのこと。ヴィンテージの特徴に合わせて、柔軟にやり方を変えているのです。
澱引きは3~4ヶ月に1回行い、濾過はせずに瓶詰め作業となり、いよいよ世界中へ出荷されて行くことになります。ヴィンテージ・2004年の天候は順調で開花は均一で速やかに完璧な条件下で起こり、大きな収穫量、健全な生育、早期の収穫を期待することができました。厳格な摘果と選果が出来たかどうかが分かれ目です。成功すればやわらかく、失敗すればタンニンが厳しくなる。と言われています。
カベルネ・ソーヴィニヨン種74%にメルロー種23%、カベルネ・フラン種3%。新樽比率は80%。深いガーネット色の外観。グラスに注ぐと、カシスやブラックカラントなどの黒系果実のアロマに、ミントやユーカリ、ローズマリー、落ち葉、葉巻、鉛筆、胡椒、ローストしたラム肉など、ニュアンスに富んだ複雑な香りが立ち上ります。口当たりは、活気のある上品なミディアムボディ。「サン・テステフ」村にしては非常に肉厚で噛みごたえのあるタンニンが印象的です。フィニッシュには豊富なミネラルを帯びた長い余韻が続き、熟成ポテンシャルの高さを感じさせます。
是非、ご堪能下さいませ!!。

(2020.3.01[SUN])

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