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メゾンドヴァン鶉亭

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「 今月のおすすめワイン 」

リッジ

★7月のお勧めボトルワイン

RIDGE VINYARD MONTE BELLO CHARDONNAY '13(SANTA CRUZ MOUNTAINS) \ 28,000
リッジ ヴィンヤード モンテベロ シャルドネ (サンタ クルーズ マウンテン)

「リッジ・ヴィンヤーズ」は、米国「カリフォルニア」州を代表する名門ワイナリーで、1986年に「大塚製薬」株式会社が取得しました。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。
ワイン造りのアプローチは、伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培、ワイン醸造の両面において極力自然なプロセスを導いてやるというものです。不世出の天才醸造家にして「リッジ」の象徴でもある総帥“ポール・ドレーパー”氏は、40年以上にもわたって、極めてバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。「リッジ」は、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも、創立以来一貫してこだわり続けており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
「リッジ」が手掛けるワインに用いられるブドウは、カベルネ・ソーヴィニョン種のほか「ボルドー」原産の黒ブドウ数種と、アメリカを象徴する黒ブドウのジンファンデル種、そして白ワインの女王シャルドネ種など。ワイナリーは2箇所、「サンフランシスコ」の南、「シリコン・ヴァレー」近くの「サンタ・クルーズ」山脈中と、「サンフランシスコ」の北、ジンファンデル種の本場「ソノマ」郡にあります
トップキュヴェの「モンテベロ」の畑には、わずかな量ですがシャルドネ種も植わっており、そこから二種類のワインが造られています。今回ご紹介の優れた年にのみ造られる白のフラッグシップ、「モンテベロ・シャルドネ」と毎年生産される「エステート・シャルドネ」です。「リッジ」の造る白ワインはこのシャルドネ種のみで、全体生産量の数%を占めるにすぎないのですが、世界中で高い評価を受けています。「モンテベロ」の冷涼な気候と石灰岩土壌(ブルゴーニュと同じ)を考えれば、ここで偉大なシャルドネ種が生まれないはずはないのです。
色調は「カリフォルニア」ワインらしい、まさに太陽の恵みを凝縮したような黄金色。香りはパインのようなトロピカルフルーツ、グレープフルーツのような柑橘、コーンや小麦を思わせる香ばしさや蜂蜜のような甘いイメージ。ミルキーな要素が感じられ、特に、チーズ様の塩気を帯びたまろやかな香り立ちがあります。複雑でまろやかさと硬質感が混在し、「カリフォルニア」ワインにありがちな甘くてトロピカルな印象から1歩進んだ、「奥行き」が香りの段階から感じられます。味わいは、アプリコットや洋梨、パイナップルにドライイチジクや濡れた石のニュアンス。粘性のある質感からしっかりした酸味を感じアプリコットや柑橘類の花の風味にミネラルの風味が凝縮した雄大なスケールの「カリフォルニア」ワインです。
「リッジ」のワインはかねてから、ホワイトハウスの晩餐会でよく用いられてきました。世界の首脳や国賓を相手に繰り広げられる「美食外交」の場において、アメリカが世界に誇る逸品としてその存在を誇示するのです。最近の例では2016年10月に、“オバマ”大統領がイタリアの“マッテオ・レンツィ”首相をホワイトハウスに迎えた任期中最後の公式晩さん会で、メインディッシュの炭焼きテンダーロインに合わせて「ジンファンデル・イースト・ベンチ2014年」が饗されています。2013年6月に、中国の習近平国家主席を“オバマ”大統領が迎えた晩餐会の席においては、メインディッシュのポーターハウスステーキに「ガイザーヴィル2008年」が合わせられました。日本が絡む近年の例としては、2006年6月、当時の“小泉”首相を“ブッシュ”大統領が歓待したホワイトハウス晩餐会があげられます。この時には「リットン・スプリングス2004年」が、メインディッシュの神戸牛に合わせて出されたようです。
“ポール・ドレーパー”氏は2016年で現役を引退されましたので、最後に関わったワインとしても興味深い一本です、今年もリッチな白ワインで「美食外交」を催されては如何でしょうか。是非、お待ちしております!!。

(2019.07.01[MON])

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