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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 今月のおすすめワイン 」

クロード・ヂュガ

★11月のお勧めボトルワイン

GEVREY CHAMBERTIN '13 (Claude Dugat) 23,000
ジュヴレィ シャンベルタン (クロード デュガ)

「ブルゴーニュ・ルージュ」が村名「ジュヴレ・シャンベルタン」、村名「ジュヴレ・シャンベルタン」が1級畑。ブラインドで試飲すれば、どのワインもワンランク上のアペラシオンと間違えんばかりの充実感。それほど秀逸なワインを造ってしまうのが「クロード・デュガ」なのです。所有する畑は6ha余り。そのうち1.5haは「ブルゴーニュ・ルージュ」が占めるので村名以上はわずか4.5haにすぎません。
クローンのせいか毎年ブドウの実はすこぶる小さい上、徹底的な選果をするため生産量はきわめて少ない。おのずと需給バランスは狂い、市場で見つけるのは従兄弟のデュガ・ピィ同様、大変困難を極めます。
とりわけ特級の「グリオット・シャンベルタン」と「シャペル・シャンベルタン」の少なさといったら、「ジョルジュ・ルーミエ」の「ミュジニー」や「ルフレーヴ」の「モンラッシェ」並みとなっております。
「グリオット」には0.25haの面積を所有しておりますが、恵まれた年でせいぜい2樽しか造ることができず、2010年と2011年は1樽半しか出来ませんでした。
0.14haの「シャペル」はさらに希少で、1樽しか出来ない上に、「デュガ」が折半耕作している畑のため、半分を地主に渡さなければならないのです。(ちなみにこの「シャペル」、地主に渡すのは収穫したブドウではなく、瓶詰めまで済んだワインだとか)
「クロード・デュガ」のセラーは「セリエ・デ・ディーム」と呼ばれ、中世に教会が村人から取り立てた年貢を納めていた場所で、教会の真向かいに位置する屋敷はおもに13世紀の建築になります。
“クロード”は1956年生まれで、その父“モーリス”も健在。“モーリス”の時代は出来上がったワインはほとんど全量、ネゴシアンに桶売りしていました。ドメーヌ元詰めは“クロード”が1982年頃から少しづつ始め、1993年からは全量元詰めとなりました。彼には2人の娘と1人の息子がいて、現在、長女の“レティシア”と長男の“ベルトラン”がブドウ栽培やワイン造りに従事しており、2002年にはこのふたりが主導して小さなネゴシアンビジネスも始めたとか。
ワイン造りで特徴的なのは、今や一般的な発酵前の低温マセレーションを一切行わないこと。色調もしっかり、フレーバーも華やかなワインなのに意外です。そればかりか発酵中の温度管理もマロラクティック発酵の分析もせずにあれだけ素晴らしいワインを造ってしまうのだから、やはりただ者ではない。「ブドウの出来がすべて」と語る人は数多いですが、「クロード・デュガ」ほどその言葉に真実味のある造り手はいないのではないでしょうか。
アペラシオンの各地に分散した、12の異なるクリマがアッサンブラージュされる、「クロード・デュガ」の村名「ジュヴレ・シャンベルタン」が今月のおすすめボトルワインでございます。果実味の集中度、構成の緻密さは凡百な村名「ジュヴレ・シャンベルタン」の比ではなく、まさに1級の価値があるのではないでしょうか。醸造所では極力人の手の介入を省き、その反面、ブドウ畑では過剰なまでの手間をかける。他の造り手より収穫を遅らせるでもなく、これだけの凝縮感を得るのは並大抵のことではございません。是非、抜きんでたトップドメーヌの実力の程をご堪能下さいませ!!!。

(2018.11.01[THU])


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