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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 今月のおすすめワイン 」

ボーカステル
今年の冬は、いきなりの「本気モード」で、昨日の最低気温も厳寒の「-3.9℃」・・・こんなに寒い日が続くのも、記憶にないぐらい久方振りです・・・そこで「今月のおすすめワイン」は、そんな時分に心温まる「ローヌ地方」の逸品です・・・造り手の“ジャン・ピエール‐ペラン”氏とは、三度ほど一緒に会食して、そのうちの一回は当時のエージェントさんのお力をお借りして、私が主催していた「ワインセミナー」の講師としてお招きしたことがあります・・・生産量も赤ワインの10分の1と希少な「シャトーヌフ・デュ・パプ‐ブラン(白)」をケースで頂いたこともありました・・・お人柄も、すごく温厚で、何と言っても「人なつっこさ」が心を和ませてくれる方です・・・。
では、いつものように「ソムリエ・森下」のご案内で、お楽しみ下さい・・・。

★2月のお勧めボトルワイン

CHATEAUNEUF DU PAPE (Chateau de Beaucastel) '95 20,000 (23,100)
シャトーヌフ デュ パプ (シャトー ド ボーカステル)

「ドメーヌ・ペラン」社のワイン造りは、「コート・デュ・ローヌ」地方の「シャトーヌフ・デュ・パプ」、「クールテゾン」村の「シャトー・デュ・ボーカステル」で1909年に始まりました。その後、4代目の“ジャン・ピエール・ペラン”氏が1962年に「ラ・ヴィエイユ・フェルム」を発売、また、1989年には、「カリフォルニア」州「パソロブレス」に、「ボーカステル」の台木・穂木を使用した「タブラスクリーク」をリリース、市場で評判となりました。
3代目“ジャック・ペラン”氏のとき有機栽培に踏み出しました。現在はビオディナミやビオロジックがファッションになっていますが、そのころは有機農法というだけで、周囲の人々から変人扱いされ、当時は除草剤にしても、肥料にしても化学薬品メーカーの力が強くて、だれもが深く考えずに使っていたそうです。考えてみると、長いワイン造りの歴史の中で化学薬品に頼るようになったのは、戦後のたかだか40~50年のことにすぎません。“ジャック・ペラン”氏は時代の波に流されずに、物事の本質を見つめていたようです。その功績を称え、4代目の“ジャン・ピエール・ペラン”氏は素晴らしいコンディションのヴィンテージに、「シャトー・ド・ボーカステル・オマージュ・ア・ジャック・ペラン」という特別なキュヴェを作ることに決定、1989年のことです。それは良く熟し、凝縮したブドウを少量のみ実らせる、古いムールヴェードル種の樹から収穫されます。それを飲むことができる幸運な人は必ずそのテイストを忘れることはありません。まさに「偉大なるワイン」なのです。
「シャトー・ドゥ・ボーカステル」は70haの畑を所有しています。アルプスの洪積層に覆われた中新世(第三紀)の海洋性砂岩の土壌。ブドウは手摘みされ、熟練した職人の手によって選別されます。ブドウの果皮は、果実のまま80℃まで加熱後、20℃まで冷却されます(フラッシュ・ヒーティングシステム、これは葡萄に80℃で30秒間霧をかけるというもので、雑菌を殺し、プレスジュースがクリーンになり亜硫酸添加が微量で済むそうです。)これにより殺菌。マセラシオンは古典的な手法で、シラー種とムールヴェードル種は蓋のない木製の大樽で、他の品種はコンクリート・タンクで行われます。マロラクティック発酵の後、ブレンド作業を行います。その後、ワインは1年間大きなオーク樽の中で熟成され、卵白での清澄後、瓶詰めされます。更に最低1年間セラーで瓶熟されリリースされます。
ブレンド比率は驚愕の「シャトーヌフ・デュ・パプ」認定品種13種を全て使用、他ドメーヌでは類を見ない作りとなっています。ムールヴェードル種30%、グルナッシュ種30%、シラー種10%、クノワーズ種10%、サンソー種5%。他ヴァケラス種、テレ・ノワール種、ミュスカルダン種、クレレット種、ピクプール種、ピカルダン種、ブールブーラン種、ルーサンヌ種。皆様ご存知でしたでしょうか?私もソムリエ試験当時、必死に覚えていたことを久しぶりに思い出しました・・・。
非常に深みのあるビロードの様な赤色です。幅の広い複雑なアロマで、赤いベリー系の果物、なめし皮、トリュフやジャコウの香りを含みます。コショウ、甘草等の香辛料のシャープな雰囲気も後から追いかけてきます。なんといっても「コート・デュ・ローヌ」の良作のヴィンテージ1995年、すばらしい熟成を経て最高の状態になってきました。是非、ご指名下さいませ!!。

(2011.2.1[TUE])





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