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「 今月のおすすめワイン 」

ラルロー

★6月のお勧めボトルワイン / Sommelier MORISHITA

NUITS ST-GEORGES.Clos des Forets St-Georges (L’Arlot) '09 \23,000
ニュイ サン ジョルジュ クロ デ フォレ サン ジョルジュ (ラルロー)

1987年、有名な大手保険会社の「アクサ・ミレジム」社が畑を入手した際に、あの「デュジッャク」で働いていた、“ジャン・ピエール・ド・スメ”氏を責任者に据えて華々しいスタートを切りました。
当初から今でいう自然派系の作り手でしたが、1999年には一部の1.5haにビオディナミを導入し、その後年々その面積を広げ、2003年には完全にビオデイナミへと切り替わっています。
さらにワイン作りの責任者も、当初の“ジャン・ピエール・ド・スメ”氏が2006年末で引退し、その右腕として働いてきた“オリヴィエ・ルリッシュ”氏に引き継がれました。しかしその“ルリッシュ”氏も2011年の夏、みずからのドメーヌを立ち上げるために、「ラルロ」を離れるのです。そのあとを受け継いだのは“ジャック・デヴォージュ”氏。彼はあの「ヴージョ」村で作る単独所有の白ワインで知られる「ヴージュレー」を経て、「モレ・サン・ドニ」を拠点とする“マニャン”家の“ミシェル”、“フレデリック”親子の下で醸造責任者を務めたという経歴の持ち主です。
ひとつのドメーヌの環境に、これだけ様々な変化があっても、根底にあるエレガントなワインのスタイルの軸が連綿と継承されているのは、見事というほかありません。
ブドウは収穫時と収穫後に徹底して選別されます。除梗はせず、醗酵は天然酵母で30~32度を超えないように保たれながら3週間以上にもわたって行われます。ピジャージュは足で1日に3回おこなわれます。ワインを醗酵槽から樽に移すには重力が利用されます。ポンプを使うとワインに負担をかけるためです。このように全ての工程でワインが疲れないよう最大の注意を払い醸造されます。軽く澱引きが行われ、樽熟成の後、無濾過で瓶詰されます。樽熟成に使用する樽には、香りのポテンシャルの高いアリエ産の木を自社で購入し2年以上乾燥したものが使用されます。新樽比率は50%以上です。
「クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュ」は、「ニュイ・サン・ジョルジュ」村で最も優れた一級畑の集まる南側斜面にあります。中でも最もしっかりとしたストラクチャーをもつ長期熟成タイプの本格的ワイン。
血を感じさせる鉄っぽいミネラルや黒いスパイス、旨味のある果実味が顕著で、非常にオリエンタルな印象。また男性的な力強い骨格は「まさに地に足を降ろしたニュイ・サン・ジョルジュ」です、タンニンもしっかりとありますが角がなく、十分に熟し、きめが細かく、ほかの要素と複雑に調和しております。
 「ブルゴーニュ」のトップドメーヌのモノポール(単独所有)ワイン、ひとつ上の高みに位置する出来栄えでございます。是非、お楽しみくださいませ!!。

(2016.6.01[WED])


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