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Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

リュイナール


★1月のお勧めボトルワイン

RUINART BRUT ROSE \16,000
リュイナール ブリュット ロゼ

始まりは、17世紀中ごろ、「ベネディクト」派の高僧であった“ドン・ティエリー・ルュイナール”であったと言われています。“ドン・ペリニヨン”修道士と同時期の高僧で、彼のよき協力者でもあったそうです。
キリスト教諸国では中世まで、ブドウ栽培は僧侶の仕事でございました。ワインはミサの時に神と一体化するために飲むものだったからです。“ドン・ルュイナール”はヨーロッパのあちこちを旅する中で、宮廷に出入りする貴族たちの間で発泡性のワインが好まれているのを目の当たりにします。彼は博学で醸造学にも詳しく、甥の“ニコラ・ルュイナール”に醸造の技術を教えます。この教えをもとに1729年、“ニコラ”は「シャンパーニュ」メゾンを設立することになるのです。また、“ニコラ”の息子である“クロード・ルュイナール”は、「ガロ・ロマン」時代(なんと2000年前!)の採石場跡の洞窟を最初に「シャンパーニュ」の貯蔵庫として利用した人として有名です。今では、「シャンパーニュ」を瓶内二次発酵の後、地下のセラーでねかせて熟成させるのは当り前のことですが、当時、廃墟同然の洞窟を貯蔵庫として利用したのは「ルュイナール」が一番最初でした。3代目の“イレネー”の代においては、“ナポレオン”皇帝一族が愛飲。
“ナポレオン”戦争後、1814年9月から翌年の6月まで続いた「ウィーン」会議では連日のようにパーティーや宴会でこの「シャンパーニュ」が振る舞われたそうです。まさに「シャンパーニュ」のおかげで連盟の基礎が築かれ、国の窮地を救ったといえます。この会議は世界初の美食会議とも言われています。現在も、フランス大統領公邸である「エリゼ」宮の晩餐会では、国賓の元首級賓客に対してはこの「ルュイナール」が供されています。(な、なんとエリゼ宮では相手の地位などにより供されるワインが異なるそうです!)また、創業以来、美食家や著名人に愛された「ルュイナール」の歴史はオーダーブックにつづられ、大切に保管されています。
「ルュイナール」のカーヴには「サン・レミ」の石像が立っています。フランス革命の動乱期にここに隠されたものが保存されているのです。歴史的建造物の指定も受けています。
グラン・クリュ100%の「シルリー」村に200年以上前から、15haもの畑を所有しており、シャルドネ種に徹底的にこだわり、すべての「シャンパーニュ」はシャルドネ種をベースに作られています。「ルュイナール」が「シャルドネ・ハウス」と呼ばれる所以です。今回ご紹介のロゼも同様に珍しく、非常にシャルドネ種の割合が高くなっています、45%のシャルドネ種と55%のピノ・ノワール種のブレンドでございます。
非常にデリケートな性格を表しているかのような気品あるゴールデンピンクの色合い。とても細かな泡が、グラスの底からたえることなく立ち上ります。摘みたてのようなフレッシュで繊細なベリー系果実のアロマや、スパイスのニュアンスも楽しめます。ミントのような清涼感やピンク・グレープフルーツのような果実味。エレガントでバランスの良い、ふくよかな味わいのロゼシャンパーニュです。
1729年、瓶内2次発酵の製法を確立し、初めてシャンパーニュを造り出したルイナール。この美しく個性的なボトルをはじめ、今でもルイナールにしかない洗練された味わいと存在感を放っています。
晴れやかな年始の乾杯に是非、お楽しみくださいませ!!。

(2016.1.01[FRI])

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