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Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

モレ サン‐ドニ

★8月のお勧めボトルワイン

MOREY ST-DENIS. En La Rue De Vergy (Perrot Minot) '09 \15,000
モレ サン ドニ アン ラ リュ ド ヴェルジ (ペロ ミノ)

「ドメーヌ・ペロ・ミノ」は、1973年に「ドメーヌ・アルマン・メルム」がふたつに分かれて誕生しました。もう一方は道路を隔てて対面に位置する「ドメーヌ・トプノ・メルム」です。
90年頃までワインの大半は桶売りされ、ドメーヌの評価もさほど高くはありませんでしたが、現当主の“クリストフ・ペロ・ミノ”が修業から戻り、ワインを手がけるようになってからのドメーヌ人気は異常なほどです。あの「ブルゴーニュ」ワインの神様、“アンリ・ジャイエ”の薫陶を受けた最後の弟子が“クリストフ”といわれております。
ドメーヌの所有するブドウ畑は押し並べて樹齢が高く、クリマによっては100年を超えるものもございます。自然に収量は抑制されますが、収量増が見込まれる年には摘房によってひと株あたりの房の数を6〜7に調整しています。
また、化学肥料や殺虫剤の不使用を実践。そしてブドウへのダメージを避けるため、収穫は必ず手摘みで行います。醸造の最大の特徴は10〜14日間にわたって行われる、2℃という極低温での低温発酵です。これによってアントシアニン(色素)がマスト(醪)中に効率的に溶出するため、色調の濃いワインになります。樽熟成はヴィンテージにより12〜14ヶ月と比較的短く、「トロンセ」、または「ベルトランジュ」のオークからなり、焼き加減はミディアム。 新樽率は村名で20%、1級、特級で30%。さらに、リッチさをそのまま出すために、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされます。
その後も破竹の勢いは止まらず、2000年には引退を宣言した「ヴォーヌ・ロマネ」村の「ドメーヌ・ペルナン・ロサン」のブドウ畑を入手。もともとの「ジュヴレ・シャンベルタン」や「モレ・サン・ドニ」、「シャンボール・ミュジニー」に、「ヴォーヌ・ロマネ」や「ニュイ・サン・ジョルジュ」のクリマが加わり、ラインナップが驚くほど充実しました。
90年代の「ペロ・ミノ」のワインは現在よりも濃厚かつ樽香も強かったようですが、ルモンタージュ主体のやさしい抽出や新樽率の低下と熟成期間の短縮によって、よりナチュラルなスタイルへと進化してきたといわれています。
また、以前はドメーヌものも父“アンリ”と“クリストフ”のふたつに分かれていましたが、現在は「ドメーヌ・ペロ・ミノ」に統一。「ドメーヌ」と書かれていないラベルは、1999年から始まったネゴスものですのでご注意を。
今回ご紹介の「モレ・サン・ドニ・アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジ」は「クロ・ド・タール」、「クロ・ド・ランブレイ」、「ボンヌ・マール」という3つの特級畑に接しており、それらと似通った土壌を持っていると言えるでしょう。さらに「シャンボール・ミュジニー」側の境目にあり、モレ・サン・ドニの筋肉質で骨太なキャラクターを、より「シャンボール・ミュジニー」に近づけたような繊細な味わいが楽しめます。村名格ワインですが、味わいの奥深さや余韻の長さはその域をはるかに超えています。ブラックベリーの香りに、ハーブやスパイスのニュアンス、木イチゴのようなフレッシュでイキイキとした余韻が残る味わいはさすが一言です。年間生産本数、わずか7,200本程度で稀少なキュヴェとも言えますので、是非、この機会にご賞味くださいませ!!!。 


(2015.8.01[SAT])

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