「 今月のおすすめワイン 」

★5月のお勧めボトルワイン
CHASSAGNE MONTRACET. La Boudriotte (Jean Noel Gagnard) '08 \15,000
シャサーニュ モンラッシェ ラ ブドリオット (J.N-ガニャール)
“ガニャール”一族は「シャサーニュ・モンラッシェ」村で1632年にはその存在が知られていた由緒ある家系で、現在「シャサーニュ・モンラッシェ」村に“ガニャール”の名が付く生産者は4つございます。このドメーヌは当主の“ジャン・ノエル・ガニャール”氏が両親から受け継いだ畑でワイン造りを1960年に開始しました。1989年、娘の“カロリーヌ・レスティメ”氏が当主となり、栽培・醸造から販売まですべてを統括しています。
植物堆肥の有機肥料のみを使用し、病中害対策はService Regional de la Protection des Vegetauxという天気予報とブドウの生育具合から見てどのような病中害の発生の可能性があるかをシミュレーションして結果を情報サービスする組織に参加して適宜対策を行っています。また収穫もこの情報を元に時期を判断し、手摘みで行われています。
選果台で丁寧な選果を行った後、白ワインはブドウを除梗せずにプレスし、24~48時間置した後、上澄みだけを使用しています。228Lのオーク樽に移した果汁を天然酵母で発酵します。マロラクティック発酵後、地下のカーヴに置いたオーク樽にて熟成させます。
「モルジョ」地区には多くのリュー・ディ(小地区)が存在します。ワインはすべて、個別の収穫条件や醸造条件を満たしている場合は単独のリュー・ディ名で、さもなくば「モルジョ」の名で販売されています。
2001年までは、「プティ・クロ」、「ショーム」(別名「ラ・ブードリオット」)という2つのリュー・ディのブドウで構成される「モルジョ」を大規模に生産していました。2002年より、この2つのリュー・ディのブドウは、個別に収穫・醸造されるようになり、「シャサーニュ・モンラッシェ ラ・ブードリオット」 が誕生しました。栽培面積は0.483ha、年間生産量は約300ケース。
驚くほど芳香性に富み快活、甘美で官能をくすぐるブーケ。アーモンド、バニラ、シナノキの豊かで多彩な香りに加え、控えめな時には青リンゴやレモン、時を要したワインにはマンゴーやパイナップルの風味も溶けこんでいます。口に含むと、弾けるような酸味が口内に広がり、舌をくすぐりますが、決して刺激的ではなく新鮮さの中に、スパイスやスイートのノートが見え隠れしています。
「シャサーニュ・モンラッシェ」村を代表する作り手「ジャン・ノエル・ガニャール」最近は本当に入手するのが難しくなってきております。(びっくりするような価格がついていたり・・・)是非、この機会にご賞味くださいませ!!!。
(2015.5.01[FRI])