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Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

ポワフェレ

CHATEAU LEOVILLE POYFERRE '06 \18,000
シャトー レオヴィル ポワフェレ

「サンジュリアン」村にある、有名な「レオヴィル3兄弟」の一つ、それが「シャトー・レオヴィル・ポワフェレ」です。かつて同じ畑だった「レオヴィル」が3分割されたのですが、初代オーナーの“ポワフェレ”男爵の名前を取って、この名前となりました。
畑は、「ジロンド」川岸に近い砂利と砂に富んだ傾斜面にあり、非常に水はけが良く、「メドック」でも最も良い土壌と言われています。それだけにその潜在能力は素晴らしいものがあり、80年には醸造設備を最新化、セカンドワインの導入、新樽比率を高めるなど、1970年代の不振から完全に立ち直り、本来の能力を発揮してくるようになりました。「メドック」格付け「サンジュリアン」村2級はさすがの風格でございます。
現在は、「サンテミリオン」で有名な“ミッシェル・ロラン”氏がコンサルタントに入り、低温マセレーションや樽内マロラクティック発酵といった流行の技術も取り入れて、さらに評価を高めてきています。
畑の最も特徴的な点は、ブドウ畑を中耕する際に、“1列を中耕したら、もう一列はそのまま草を残す”というユニークな方法も取り入れていることでしょうか。特に主要な品種となるカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの樹齢が「25年」と若いためです。これは、70年代にはブドウが植えられていなかった場所に新たに植え替えを行い、それが98年にようやく終了したため、まだまだ成長しきっていない若木が多くあります。そこで、敢えて畑に雑草を残すことで、ブドウの樹と雑草を競争させて、よりブドウの樹の根が深く伸びるように成長を促しているのです。
ブドウの樹と比べると明らかに雑草の方が強いため、表面の水分は雑草に奪われてしまいます。このため、ブドウは根をさらに地中に伸ばして、深いところから水分を取らなければいけなくなるのです。こうすることで、ミネラル分が豊富に含まれている地中の奥深くにまで根は達し、ブドウの実にもより多くのミネラル分が行き渡ることになるのです。
そのワインはボリュームと深みをそなえ、上質なタンニンと凝縮した果実味に富んでいます。また、最近のワインでは、タンニンの優しい上品な味わいのものが多くなっています。この地域のワインにしてはメルロー種の比率が高めですが、主体はカベルネ・ソーヴィニヨン種となっています。現在、ブドウ畑は58%のカベルネ・ソーヴィニヨン種、31%のメルロー種、9%のプティヴェルド種、2%のカベルネ・フラン種を植えています。じっくりと瓶の中で熟成させると、タンニンの頑強さがとれ、全ての味が馴染んで複雑さを増し、香りも余韻も魅惑的なものになっていくのです。
特に価格高騰のワインが目立つボルドーワインにありまして、一際値ごろ感のある贅沢な一本ではないでしょうか。是非、お楽しみくださいませ!!!。

(2015.2.01[SUN])

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