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Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

ジャイエ・ジル

★9月のお勧めボトルワイン

NUITS ST-GEORGES.Les Damodes (Jayer Gilles) '06 \20,000
ニュイ サン ジョルジュ レ ダモド (ジャイエ ジル)

「ブルゴーニュ」の醍醐味はテロワールと言われますが、同時に数多あるドメーヌの個性も大きな魅力のひとつとされます。この「ジャイエ・ジル」はそんな造り手の持ち味を存分に愉しめる代表的ドメーヌです。
11haほどの広さの半分以上を占めるのは、「オート・コート・ド・ニュイ」と「オート・コート・ド・ボーヌ」の赤、白で、ヘタなネゴシアンのプルミエ・クリュなど顔負けの凝縮感に富んだ風味、味わいのワインを生んでいます。「ブルゴーニュ」に数あるドメーヌの中でも、「オート・コート」を中心としながらこれほど高い名声を得ている造り手はほかに見当たらない。
ドメーヌは「コート・ド・ニュイ」の最南端、位置的には「オート・コート・ド・ニュイ」となる「マニ=レ=ヴィレール」村に位置し、40代後半になる“ジル・ジャイエ”が取り仕切っております。父の“ロベール”は、神話的存在となりつつある“アンリ・ジャイエ”のいとこにあたり、また戦後「DRC」において、故“アンドレ・ノブレ”とともにワインづくりに従事していた経緯もございます。
グラン・クリュは「エシェゾー」のみとなりますがが、所有している区画のクオリティはとても高い。37ha強の広さがある「エシェゾー」では、「クロ・ヴージョ」ほどでないにしろ、パーセルの優劣が生じます。「ジャイエ・ジル」がもつのは、ラベルにも記されているのですが、「エシェゾー・デュ・ドシュー」と呼ばれる、「グラン・エシェゾー」のすぐ上という絶好の区画です。熟成も他のワインはアリエ産の樽でしつけるが、このエシェゾーにはトロンセー産を使用しています。「ニュイ・サン・ニュイ・ジョルジュ」村ののプルミエ・クリュ、「ダモド」とともに上記エシェゾーは、通常では手にいれるのが非常に難しい銘柄です「エシェゾー」で0.5ha、「ダモド」は0.1haという広さしかないのです。
醸造においては高い新樽率がこのドメーヌの特徴で、生産者によって異なるとはいえ新樽を100パーセント用いるのは特級クラス、または評価の高い1級クラスのワインに限るというのが一般的ですが、「ジャイエ・ジル」は大半の銘柄に新樽を使用します。100%タンク熟成の「パス・トゥ・グラン」を除いて、ほかのアペラシオンは100%新樽による18ヶ月間の熟成です。
手摘みで収穫したブドウを選果し、完全除梗の後、破砕はせずにブドウをタンクに入れる。自然に発酵が始まるのを待ち、キュヴェゾンは概ね18ヶ月。その間、ルモンタージュはせずにもっぱら日に2回のピジャージュで抽出を行います。
色調は濃いガーネット色、透明感があります。新樽率100%で造られるワインは、それに耐えられるだけのしっかりとした構造を備えていなければなりません。全体を支える酸にタンニンをはじめ、各要素の構成は緻密にからみあっております。抜栓直後は、活き活きとした酸と存在感のあるタンニン、ザクロの風味いっぱいのチャーミングな印象でしたが時間とともにタンニンは丸みを帯びて粗野な印象はまったく感じられず、オークのニュアンスもほどよく上品な味わいに変化してまいりました。いやはや、素晴らしいワインです。是非、お楽しみくださいませ!!。

(2014.9.01[MON])

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