鶉言

プロフィール

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

最新記事
カテゴリ

「 今月のおすすめわいん 」

クロ・ヴージョ’04

★2月のお勧めボトルワイン

CLOS VOUGEOT (Danirl Rion) '04 \22,000 (\25,410)
クロ ヴージョ (ダニエル リオン)

1955年、ダニエル・リオンが24歳で「プレモー」村に設立したドメーヌです。59年の最初の収穫時は僅か2haでしたが、その後畑の購入(「ニュイ・サン・ジョルジュ」村1級畑「プリュリエ」、「ヴィーニュ・ロンド」)、植樹(「ヴォ―ヌ・ロマネ」村1級畑「ボー・モン」)によって栽培面積を拡大、現在約20haを所有しています。73年から元詰を始め、ブルゴーニュでもいち早くドメーヌ直売を始めました。口コミで評価が上がり、徐々に元詰率が高まり、85年からは全て元詰に。同時に輸出も始め、現在の輸出比率は約50%にも達しています。 創始者“ダニエル”には“パトリス”、“クリストフ”、“オリビエ”の3人の息子があり、70年代末にそれぞれが家業に加わりました。長年にわたって長男の“パトリス”がドメーヌの顔として活躍し、このドメーヌの評価を一気に押し上げたことで「ブルゴーニュ新世代のスター」として有名でしたが、2000年ヴィンテージの醸造を最後に独立することになりました。2000年以降は、“クリストフ”、“オリビエ”が共同でワイン造りにあたり、新たに加入した娘“パスカル”が販売を担当しています。
剪定は伝統的なギュイヨ。樹齢よりも1株1株の樹勢にあわせて残す芽を決めているそうです。有機肥料は土壌を分析して必要な成分のみを与えるようにされ、窒素はブドウを腐敗させる恐れがあるのであまり使わない。所有畑の多くが斜面にあり、土壌が流れるので除草剤もなるべく控えています。摘芽は実施、摘房は少なめに実施。最終的に1株につき8~9房残し。 栽培にあたり、糖・酸・タンニンのバランスのある葡萄を作ることを理想とし、品質に見合った収穫量に抑えることに留意しています。過熟は成熟が足りない状態よりも悪いと考え、 収穫する畑は、毎朝畑の状態を見て柔軟に決定しています。午後に収穫果の温度が高いようなら少し温度を下げてから仕込みに入ります。 収穫果は、100%除梗(カビ等の状態によって年によっては90%程度の除梗)してから破砕し、2~3日ほど醸します。この間、酵母が充分に活動するように1日2回の液循環を実施、発酵が活発になると温度の上昇を防ぐ(発酵期間が短くなるのを避ける)ためにピジャージュに切り替えます。頻度は液循環と同様1日2回。 アルコール発酵は温度調整装置の付いたステンレスタンクを用い最高33~35℃で8日間行われます。プレス後48時間ほどタンクの中で静置して粗い澱を取り除き、オーク樽に移す。ミディアム焼きのアリエ、トロンセ産の樽を使用します。「アリエ」には村名クラスと1級、「トロンセ」にはより個性の強いグラン・クリュを入れるなど、ワインによって樽の産地を変えています。熟成期間は16~18ヶ月。途中、マロラクティック発酵終了後に澱の状態を見て必要なら澱引きをします。状態がいいならそのまま瓶詰までシュールリーの状態で熟成する。 瓶詰めに際しては、清澄はせず、ごく軽めにフィルターをかけています。 ワイナリーでの作業中、ワインに負担を掛けないように、1階で発酵、そのままワインを地下に降ろして熟成、瓶詰の際はポンプではなく空圧を利用して地下から地上にワインを移している。いわゆるグラヴィティーシステムを導入しています。 近代的で清潔なセラーで醸しているが、醸造は先代からの伝統的なもので、設備として変わったのは木の大樽で発酵していたものをステンレスに変えたこと程度だそうです。色調はとても健全なルビー色、リキュールのような果実香が非常に妖艶に立ち込める。口に含みますと、まさに熟れた赤系果実の深い甘味、甘草、とても細かなタンニンが素晴らしい調和を形作っています。素晴らしい瓶熟成真っ只中の2004年ヴィンテージ!!。「今、でしょ!」とおすすめしたくなります逸品です!!。

(2014.2.04[TUE])

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR