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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

プロヴィダンス

★3月のお勧めボトルワイン

CHATEAU PROVIDENCE '06 \25,000 (\28,875)
シャトー プロヴィダンス

19世紀には「シャトー・トロショ」と呼ばれていましたが、1928年に“デュピュイ”家に買い取られ 「シャトー・ラ・プロヴィダンス」と新たに名づけられました。そして、1980年から“ジャン=クロード・デュピュイ”氏の手に受け継がれ、2002年には“ジャン・ピエール・ムエックス”社(ご存知「シャトー・ペトリュス」、前回ご紹介の「シャトー・トロタノワ」、「シャトー・オザンナ」、「カリフォルニア」の「ドミナス」のオーナーです)との共有となりました。2003年ヴィンテージから、同社が経営を任されています。この魅力ある畑は有名な「プラトー・ド・ポムロール(「ポムロール」の丘陵地)」にあり、 背後に教会を、そして正面に「シャトー・オザンナ」を臨む場所に位置しています、近くに「シャトー・ペトリュス」、「シャトー・ルパン」、「シャトー・トロタノワ」あり、最高のテロワールです。 この地でメルローは、粘土と小石が混じった土壌に含まれる良質な要素をすべて吸収しています。畑面積はわずか4ha、年間15,000本のみの生産量という希少性の高さも目を見張ります。畑では、間引きや葉摘みなど細心の注意が払われ、収穫は手摘み、そして温度管理のステンレスタンクで発酵、出来立てのワインはカシ樽に移されます。樽は毎年1/3を新しくしています。
一際目をひかるラベルデザインは近年新しくされたのですが、「アカデミー・フランセーズ」のサインをヒントに作られたとか・・・。フランスの国立学術団体で、フランス学士院を構成する5つのアカデミーの一角を占め、その中でも最古のアカデミーと言われています。
ブレンド比率は、メルロー種90%、カベルネ・フラン種10%となっております。深く濃く輝くルビーレッド。赤や黒の果実が凝縮した、非常に滑らかな香り、よく熟したカシスやプラム、ブラックチェリー、そしてチョコレート、心地良い土の香りとスパイシーなロースト香。口に含むとメルロー特有のしなやかで滑らかなシルクのタッチ、タンニンはきめ細かく滑らかで、ボリューム感のある、ふくよかで熟した果実味がたっぷり存在します、アフターに残るロースト香、そしてバランスのよさが光ります。シャトー名になっている「プロヴィダンス」ですが、「幸運」の意味を表し、ラテン語で「予見する」「神の摂理」などの意味があると言われています。私も是非、その幸運にあやかりたいものです・・・、皆様どうぞお楽しみください!!。

(2013.3.1[FRI])

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