「 今月のおすすめワイン 」

★8月のお勧めボトルワイン
DOMAINE DE CHEVALIER BLANC '02 Pessac Leognan \21,000 (\24,255)
ドメーヌ ド シュヴァリエ ブラン ペサック レオニャン
シャトーは、「グラーヴ」地区の中心的存在となる「ペサック・レオニャン」地域に位置し、「ペサック・レオニャン」地域の南西の郊外にある森に囲まれた美術館のようなシャトーが「ドメーヌ・ド・シュヴァリエ」です。“ロバート・パーカー”氏が1970年代末に初めて訪ねた時に迷子になったという逸話もあります。
「シャトー オー・ブリオン」と同じ「グラーヴ」格付であり、「シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン」は偉大な隣人です。シャトーの名前は、その地がスペインの世界遺産「サンジャック・ド・コンポステーラ」へと続く巡礼の道沿いにあり、「シュヴァリエ(騎士)」とされたことに由来しています。1865年から“リカール”家、1948年から“ベルナール”家が所有。現オーナーの“オリヴィエ・ベルナール”がリカール家のクロードからワイン醸造の多くの技術と経験を学んだと言われています。
所有する全42.55haの畑のうち、白ワイン用の畑はたった5.8haしかありません。ですので、平均年間生産量は少なく、12000本、平均樹齢は30年、平均収量40hl/ha、発酵と18ヶ月の澱熟成は新樽30%で行い、清澄も濾過も施されます。ブドウ品種はソーヴィニョン・ブラン70%、セミヨン30%。
グレープフルーツなどの柑橘系にマーマレードのような柑橘系のジャム、メロンのような甘い香り、そして樽からくるクッキーのような香りとオーク由来の香りが絡み合ってエレガントな印象のワインです。シルクのような舌触りにミネラルに隠れたみずみずしい果実味、そして複雑な味わいでアフターは長めです。白ワインにしては長い熟成期間、澱の上でゆっくり熟成が進むことで、若いうちは新鮮な酸味を感じますが、熟成させると複雑さを増していきます。
「上品」「繊細」「エレガント」という言葉がぴったりなワインで、「ボルドーの白ワインの完全なスタイルを持つ」とまで言われています逸品です。重厚なボディで長期熟成に耐える白ワインで、10年以上経過してから次第に良さが発揮されていくワインです。2002年ヴィンテージですので、ようやくその時期迎えようとし始めています・・・、是非今月は「グラーブ」の白の素晴らしさを堪能して下さい!!。