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Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

クロ ド ラ ロッシュ
★4月のお勧めボトルワイン

CLOS DE LA ROCHE LIGNIER Michelot '98 \18,000 (\20,790)
クロ ド ラ ロッシュ (リニエ ミシュロ)

ドメーヌの当主は、1970年生まれの“ヴィルジル・リニエ”。“ヴィルジル”の祖父が1920年代に畑を開墾して以来、ブドウ栽培家としてネゴシアンにブドウを売っていましたが、父親の代の1974年に「アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ」の畑を購入してドメーヌとしてワイン造りもスタートしました。現在では約4万5千本(ネゴシアン「ヴィルジル・リニエ」も含む)を瓶詰している。ちなみに「モレ・サン・ドニ」村にある“リニエ(Lignier)”の名前がつく所は、“ユベール・リニエ” をはじめ全て親戚関係にあたります。
“ヴィルジル・リニエ”は1990年からドメーヌの仕事に携わっており、2000年に父親から完全に当主を引き継いだのと同時に、ブドウ栽培をリュット・レゾネ(減農薬栽培)に切り替え、段階的に有機農法に移行し、何よりも畑での仕事に時間を割いてきました。非常に真面目な性格の持ち主で、常に試行錯誤しながら経験を積み重ねてきたことによって、2003年ヴィンテージ頃から安定して彼の思い通りのワイン造りが出来るようになったとか。
父親の時代のワインはヴァン・ド・ガルド(長熟ワイン)タイプの、固く、タンニンの強い、10年~15年経って飲むものでしたが、“ヴィルジル・リニエ”はミディアムタイプで、瓶詰後最初の5年間の美しさを大切にし、早くからでも飲めるスタイルのワインを造ることを心がけているそうです。しなやかで優しく、ひとつひとつの畑のテロワール、ヴィンテージを忠実に表現しています。更によりエレガントなスタイルを求め、2006年より「デュジャック」や「DRC」と同じく一部除梗せず全房発酵を取り入れています。
“ヴィルジル・リニエ”は“ロベール・グロフィエ”、“ダヴィッド・デュヴァン”等と親交が深く、頻繁に集まっては意見交換を行い、更なる品質向上の為に日々努力、その仲間の1人、「デュジャック」の醸造担当“アレックス・セイス”は彼の実力を認める一人です。「ル・クラッスマン」2007年度版では、「ブルゴーニュ」全体でも5軒しかない“Nouveau domaine et Domaine à suivre(初掲載かつ注目すべき生産者)”として紹介されており、2009年度版では、「デュジャック」、「フレデリック・マニャン」等に並ぶ1ツ星評価を獲得。また、「ベターヌ&ドゥソーヴ」の「ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス」2011年度版では3ツ星に昇格するなど、現在の「ブルゴーニュのライジング・スター」として注目を集める造り手です。
今回、ご紹介の「クロ・ド・ラ・ロッシュ1998年」は、父親の代ということになります。この頃には、すでに“ヴィルジル・リニエ”もワイン作りに参加しておりましたので、その影響は大きかったと思います。色調は透明感のあるルビー色、まだまだ新鮮さを失わないイチゴやチェリーの風味がとても美しく感じられ、口に含みますと程よい上品な酸が印象的、まろやかで繊細な果実味と見事な調和をみせてくれ、さすが特級畑の風格です。飲むほどに少しずつ果実味の部分が広がりを見せてくれ、とてもリッチな気分に、その上このハイコストパフォーマンスはなかなか・・・。競争必至間違いなしです!!

(2012.4.01[SUN])
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