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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 今月のおすすめのワイン 」

アンリ・ジロー
「八周年」を迎えます、今月のおすすめは、やはり“シャンパン”・・・それも「プレミア級」のプレステージ・シャンパンです・・・いつものように「ソムリエ・森下」のご案内でお楽しみください・・・。

★3月のお勧めボトルワイン

HENRI GIRAUD GRAND CRU D'AY FUT DE CHENE BRUT '00 \33,000 (\38,115)
アンリ ジロー グラン クリュ ダイ フュ ド シェーヌ ブリュット

アンリ・ジローの歴史は17世紀初頭に遡ります。“ルイ13世”統治下において、「シャンパーニュ」地方では、アンリ・ジローの創始者である“フランソワ・エマール”が「アイ」村にある8haのぶどう畑を手に入れ、ぶどう栽培をはじめたところでした。そして20世紀のはじめに“エマール”家の娘婿となった“レオン・ジロー”がフィロキセラや第一次世界大戦で荒廃した畑を甦らせたのです。そして彼の精神を受け継いだ12代目の現当主“クロード・ジロー”が、1990年にはネゴシアンとしてメゾン・ドゥ・シャンパーニュに加盟しあらたな転機を迎えることになります。まさにこの年は突出したヴィンテージと言われ、「フュ・ド・シェーヌ」の記念すべき初ヴィンテージとなっております。「フュ・ドゥ・シェーヌ」は、「アイ」村のぶどうのなかでも粒選りのぶどうを使用、低温浸漬法を用いて雑味を抑えながら風味を出し、「シャンパーニュ」地方の「アルゴンヌ」の森のオーク樽で発酵・熟成させ、ロースティで豊かな果実味と雑味のない気品とが同時に堪能でき、グラマラスなのにフィネスを感じさせる。“ロバート・パーカー”や“ジャンシス・ロビンソン”など多くの評論家が「クリュッグ」や「ドン・ペリニヨン」と並ぶ評価を与え、いくつかのヴィンテージでは突出した評価となっております。
 2000年は穏やかな陽気が続きましたが、7月4日に大粒の雹が降り、ブドウ畑も大きな被害をうけました・・・幸い「アンリ・ジロー」の畑は奇跡的に無事で2000年ヴィンテージの個性を体現したシャンパーニュが誕生したとのこと・・・。
色調は、深みのある輝きを放つ、美しい黄金色、コンフィにした柑橘系の甘酸っぱい香りとナッツや焼きりんごのような厚みのある香りが混ざり合っています。口に含みますと少し熟成感を伴ってはいますが、洗練された酸に驚かされ、時間と共にどんどんと全体の厚みを増してとてもボリュームのあるシャンパーニュに変わっていきます。プレステージシャンパーニュの一言では収まりきれないフィネスを感じていただけると思います。それもそのはず、「アンリージロー」のつくるシャンパーニュの生産量は極少量で英国やモナコ王室、一部のセレヴリティの間で愛飲されてきました。 中でも、プレステージ・キュベの「フュ・ド・シェーヌ・グラン・クリュ」は、最優良年にのみつくられるヴィンテージものです。「アイ」村のグランクリュ葡萄を厳選し、1年間オーク樽にて熟成したのちに、壜熟を6年経て、蔵人の手作業によってディスコージがされ出荷されます。どのヴィンテージも、年産10000本限定と、他の有名ドメーヌのプレステージ・クラスが何十万本も生産されているのと比較すればその希少さが理解出来ると思います。幻のシャンパンと言っても過言ではありません。ボトルにはシリアルナンバーも刻印されております、是非「自分だけのアンリ・ジロー」をお楽しみください!!!。

(2012.3.1[THU])

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