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「 今月のおすすめワイン 」

ラモネ
「今月のおすすめワイン」は、名残の床の秋らしい「涼風」に似合う“涼し気な”白ワインです・・・造り手は名匠“ラモネ”、それも「優良年」の「’05」・・・いささか「固さ」が基調のドメーヌですが、このヴィンテージのポテンシャルを上手く表現しています・・・いつものように「ソムリエ・森下」のエスコートでお楽しみ下さい・・・。

★9月のお勧めボトルワイン

PULIGNY MONTRACHET Les Enseigneres(Ramonet) '05 \18,000 (\20,790)
ピュリニー モンラッシェ レ ザンセニエール (ラモネ)

「ドメーヌ・ラモネ」は「シャサーニュ・モンラッシェ」村の南端、細い道が入り組む小さな広場に面しています。ドメーヌは1920年代前半“、ピエール・ラモネ”氏によって設立されました。出来高制の農業従事者だった“ピエール”氏が最初に購入したのは1.5haの「シャサーニュ・モンラッシェ・レ・リュショット」で以後も畑は購入されつづけ、現在白10ha、赤7haの合計17ha、「シャサーニュ・モンラッシェ」村とその北隣の村「ピュリニー・モンラッシェ」村に23のアペラシオンを所有しています。所有面積の7割を特級畑と一級畑が占めています。ブルゴーニュでも最も古い部類に入り、ドメーヌ設立の1920年代から元詰を実現していました。これが30年代にアメリカに紹介され、世界最高の白ワイン生産者の一人として今日の名声を獲得するきっかけとなりました。初代“ピエール”氏は94年に他界するまでカーヴに立ち続けた伝説の人物で、そのワイン造りは2代目“アンドレ”氏、3代目“ノエル”氏にもそのまま引き継がれています。また、このドメーヌでは、「ブルゴーニュ」にありがちな「お家騒動」を避け、また、婚姻や相続などによって畑が分割されてゆくのを防ぐために、「ブルゴーニュ」ではいち早く親族で会社組織をつくりました。これにより、後世努力を怠ることがない限り、ドメーヌの名声は約束されるだろうと言われています。
世界的に著名なドメーヌでありながら、ワイン造りはシンプルで基本に忠実である。 剪定は「コート・ドーボーヌ」南部の風習に従って、シャルドネ種はギュイヨ・サンプル、ピノ・ノワール種はコルドン・ロワイヤで行い、肥料には有機のものを使用しています。 摘房は葡萄樹の生体バランスを失い、樹の寿命を早めるとして懐疑的なようです。よって夏の摘房を避けるために春先の摘芽・摘穂を5~8芽だけ残すように厳しく行ないます。収穫は完全に手摘で丁寧に行われます。 白ワインは空圧式プレス機で圧搾後、前清澄を経ずにそのままステンレスタンクでアルコール発酵に入ります。発酵温度は20~22度、期間は3~4日と短めです。発酵終了後、オーク樽に移す。樽材はヴォージュ、シャティヨネ(それぞれ「バタール・モンラッシェ」に)、ニエーブル(「モルジョ」に)、トロンセ(「ヴェルジェ」に)をアペラシオンによって分けて使用しています。新樽使用率は30~35%です。 樽がワインに及ぼす影響に実に繊細に注意をしており、例えば地続きの隣同士の畑である「バタール・モンラッシェ」と「ヴィアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」でも樽の使用を変えています。よりエレガントさのある後者には、やはりエレガントさのあるトロンセを。より腰と肉付きのある前者には、より男性的で筋肉質なニュアンスのでるシャティヨネとヴォージュを使います。樽が果実やテロワールを隠すことを大変に嫌うために新樽の使用率はあまり大きくしていないようです。 バトナージュは樽に移してから開始、月に1回、合計12~15回実施する。熟成期間はレジョナルが8~10ヶ月(旧樽のみ使用)、村名クラス・一部の1級が12~15ヶ月、一部の1級と特級で15~18ヶ月。澱引き後、カゼイン・ベントナイトで清澄し、ごく軽いフィルターをかけたあと瓶詰します。
今回ご紹介の「ピュリニー・モンラッシェ・レ・ザンセニエール」村名クリマですが、「ドメーヌ・ラモネ」は、特級「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」に隣接した最も標高が高い区画を所有しています。しかも、友人である“コシュ・デュリ”と“ジャン・マルク・ボワイヨ”の区画に挟まれている最高の場所です。黄色い果物やトロピカル・フルーツの香りがあり、絹のように柔らかく、肉付きの良い口当たり。「ラモネ」らしい優良年に相応しい、研ぎ澄まされた酸味と、しなやかでありながら豊かな果実味が、最上のフィネスを持つアロマとミネラル感に見事に融合しています。テロワールの奇跡が生んだ最上の1級に匹敵する「ピュリニー・モンラッシェ」です。是非、オマール海老のグリエなどと一緒に味わって頂きたいです。

(2011.9.02[FRI])

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