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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 今月のおすすめワイン 」

ジャド
今月の「おすすめワイン」は、つい先日、東京のエージェントさんから購入した「ルイ・ジャド」のグランヴァンです・・・すでに「32年間」の歳月を経た「'79」の“クロ・ド・ヴージョ”は、その素晴らしい「熟成感」を堪能させてくれるものと確信しています・・・いつものように「ソムリエ・森下」のご案内でお楽しみ下さい・・・。

★8月のお勧めボトルワイン

GEVREY CHAMBERTIN.Les Cazetiers (Louis Jadot) '97 \20,000 (\23,100)
ジュヴレィ シャンベルタン レ カズティエ (ルイ ジャド)

NUITS ST GEORGES.Les Boudots (Louis Jadot) '97 \18,000 (\20,790)
ニュイ サン ジョルジュ レ ブード (ルイ ジャド)

CLOS DE VOUGEOT (Louis Jadot) '00 \28,000 (32,340)
クロ ド ヴージョ (ルイ ジャド)

CLOS DE VOUGEOT (Louis Jadot) '79 \43,000 (\49,665)
クロ ド ヴージョ (ルイ ジャド)

「ルイ・ジャド」社は1859年に創立しました、「ブルゴーニュ」でも有数のネゴシアン・エルヴール(酒商)です。1962年に“ルイ・オーギュスト・ジャド”が死去した後、“マダム・ジャド”は“ルイ・オーギュスト”の片腕だった“アンドレ・ガジェ”にこの由緒ある会社の将来を託しました。今日では“アンドレ・ガジェ”の息子である“ピエール・アンリ・ガジェ”が、同社の社長として運営にあたっています。1998年に本社は「ボーヌ」村の「サミュエル・ラジェイ」通りから「ウジェーヌ・スピュレール」通りへと移転し、1500㎡の広さを持つ地下セラーは、隣接するジャコバン修道院の地下へとつながっています。 
「ルイ・ジャド」社はネゴシアンとして「ブルゴーニュ」ワインの取り引きにかかわる一方、総面積105haのブドウ畑を所有する大ドメーヌでもあります。ドメーヌはその所有形態に応じて、「ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド」(“ジャド”家が代々継承してきた由緒ある自社畑の数々です。“ジャド”家が1826年に購入したモノポール(単独所有畑)の「ボーヌ・クロ・デ・ズルシュール」をはじめ、「コルトン・シャルルマーニュ」や、「ルイ・ラトゥール」社とその面積を2分する「ピュリニー・モンラッシェ」の至宝、「シュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドゥモワゼル」などが含まれています)、「ドメーヌ・ルイ・ジャド」(かつて「マルサネ」村にあり、「マルサネ・ロゼ」の生産者としてつとに名声を誇っていた「ドメーヌ・クレール・ダユ」は、相続上の問題が生じ、1985年、その所有畑を「ルイ・ジャド」社に売却しました。その後も高品質なワインを生産するには自社畑の拡大が必要と考えた「ルイ・ジャド」社は、「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ」、「シャペル・シャンベルタン」、「ミュジニー」、「ボンヌ・マール」など、銘醸畑の獲得に努めています。近年では、「ムルソー・ポリュゾ」、「ムルソー・ジュヌヴリエール」、「ポマール・リュジアン」、「ポマール・プティ・ノワゾン」を得て、「ヴォーヌ・ロマネ」村を除き、「コート・ドール」にある銘醸地のほぼすべてをポートフォリオにおさめました)、「ドメーヌ・ガジェ」(現在、「ルイ・ジャド」社の経営にあたっている“ガジェ”家が所有するブドウ畑です。「ボーヌ」村のプルミエ・クリュの「シュワシュー」、「サン・ヴィーニュ」、「グレーヴ」や、「モレ・サン・ドゥニ」村にはグラン・クリュの「クロ・サン・ドゥニ」を所有しています)、「ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタ」(「ルイ・ジャド」社は「シャサーニュ・モンラッシェ」村の「ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタ」と契約し、この由緒あるドメーヌのワインを醸造、販売する権利を有しています。4.4haのモノポール(単独所有畑)、「シャサーニュ・モンラッシェ・クロ・ド・ラ・シャペル」がとりわけ有名です)などに分かれます。自社畑の範囲は「ジャヴレ・シャンベルタン」村から「サントネ」村までの「コート・ドール」全域にわたり、さらに1996年には「ボージョレ」地区の「シャトー・デ・ジャック」を入手しました。
 同社のワイン醸造の責任を担っているのは、才知あふれる醸造家の“ジャック・ラルディエール”です。1970年から「ルイ・ジャド」のワインに携わってきた彼のポリシーは、あらゆるワインにおいて、テロワールの個性を最大限引き出すことにあります。そのため、「ブルゴーニュ」ワインの醸造にとって重要な役割を果たすオーク樽は、「ルイ・ジャド」社の資本のもと、1996年、「ラドワ・セリニ」村に創立した樽製造会社「カデュス」で作られています。ここでは樽材の乾燥から組み立てまで一貫した生産が行われ、オーク樽の品質を徹底的に管理することができるようになりました。また、1997年の秋には「ボーヌ」村郊外に、最先端の設備を備えた醸造施設が完成。「ルイ・ジャド」社のワインの品質をさらに高めるに至っています。
今回はただ今ようやく飲みごろの2000年、1997年ヴィンテージから古酒の1979年ヴィンテージまで、銘醸1級畑から貫録の特級畑までと幅広いラインナップでご用意させていただきました。是非お楽しみくださいませ

(2011.8.02[TUE])

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