「 今月のおすすめワイン 」
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季節柄、爽やかな「白ワイン」でもと思いましたが、先日、タイムリーに入荷した“巨匠・ドゥニ‐モルテ”にスポットを当ててみました・・・いつものように「ソムリエ・森下」のご案内でお楽しみ下さい・・・。
★6月のお勧めボトルワイン
GEVREY CHAMBERTIN.V-V (Denis Mortet) '06 \17,000 (\19,635)
ジュヴレィ シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ (ドゥニ モルテ)
「ジュヴレィ・シャンベルタン」村に本拠を置きます「ドメーヌ・ドゥニ・モルテ」、「ブルゴーニュ」のライジングスターの呼び声高い前当主“ドゥニ・モルテ”氏は父“シャルル・モルテ”のもとで17歳から手ほどきを受け、1991年に父の引退後、跡を継ぎました。所有面積は現在で11.5ha、55区画になります。氏は名匠“アンリ・ジャイエ”に師事し、厳しい選果、抑制生産を守り、一つ一つの苗木を熟知し、生育期の手入れや管理等をそれぞれ適応した栽培を学びました。低い温度で48時間の醸し、澱と共に樽熟成をゆっくり行うスタイルはまさに“アンリ・ジャイエ”から受け継いだものです。
畑は父の代、80年代から除草剤を使用せず、化学薬品を使わず、剪定は厳しく、毎年の気候と区画の性格に合わせたカノピー・マネージメント(葡萄の樹冠管理)を守っています。「収量の調整は樹1本ごとにする。そのためには季節ごとの仕事が必要となり、作業する人間を細心の注意で監督し、指導する必要がある」と氏は語っています。「クロ・ヴージョ」、「シャンベルタン」、「ラヴォー・サン・ジャック」では馬で畑を耕しており、まさにビオロッジックの先駆けといえます。氏の実力は「クラスモン」での三ツ星や“ロバート・パーカー”の高評価によって世界中に鳴り響きました。彼のワインは色素もタンニンも抽出されているが、必要なエキスや骨組みも備えています。そのため、きちんと熟成させれば、テロワールの本来の姿が浮かび上がってくると言われています。その後、氏のワインはよりエレガントなスタイルへと傾倒し、さらなる進化を見せようとしていました。
しかし、残念な事に2006年1月、氏は突然、逝去し、全世界のワインファンを落胆させることとなります、くしくも師“アンリ・ジャイエ”の亡くなる同年のことです。 ですが、氏の息子“アルノー・モルテ”は氏の畑とワイン造りを受け継ぎ、そのワインをさらに進化させています。“アルノー・モルテ”は「オレゴン」の「ウィットネス・トゥリー・ヴィンヤード」や「オーストラリア」の「トルブレック」、「ピュリニー・モンラッシェ」村の名門「ドメーヌ・ルフレーヴ」でも修行し、次世代のスターの一人として実力を付けていました。今回ご紹介の2006年は“アルノー・モルテ”が手掛けた初ヴィンテージということになります。また、樹齢が55年以上のものを使用しているので「ヴィエイユ・ヴィーニュ」表記がされています。(2005年よりノーマルな村名格とヴィエイユ・ヴィーニュの村名格とに分けられるようになりました)
濃い色調、濃厚でスパイシーなアロマ、ラズベリー、ブラックベリー、土、キノコの香りもあり、充分に熟した葡萄を思わせます。非常に凝縮感に富み、艶やかな味わいですが、全体的な雰囲気はやはり、エレガントという言葉がぴったりと当てはまり、後半、特筆すべきレベルで長い余韻へと向かいます。
“アルノー・モルテ”がつくる「ドゥニ・モルテ」、「ジュヴレィ・シャンベルタン」のテロワールをどのような形でワインに表していますか、是非、お確かめ下さいませ!!!。
2011.6.01[WED])

季節柄、爽やかな「白ワイン」でもと思いましたが、先日、タイムリーに入荷した“巨匠・ドゥニ‐モルテ”にスポットを当ててみました・・・いつものように「ソムリエ・森下」のご案内でお楽しみ下さい・・・。
★6月のお勧めボトルワイン
GEVREY CHAMBERTIN.V-V (Denis Mortet) '06 \17,000 (\19,635)
ジュヴレィ シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ (ドゥニ モルテ)
「ジュヴレィ・シャンベルタン」村に本拠を置きます「ドメーヌ・ドゥニ・モルテ」、「ブルゴーニュ」のライジングスターの呼び声高い前当主“ドゥニ・モルテ”氏は父“シャルル・モルテ”のもとで17歳から手ほどきを受け、1991年に父の引退後、跡を継ぎました。所有面積は現在で11.5ha、55区画になります。氏は名匠“アンリ・ジャイエ”に師事し、厳しい選果、抑制生産を守り、一つ一つの苗木を熟知し、生育期の手入れや管理等をそれぞれ適応した栽培を学びました。低い温度で48時間の醸し、澱と共に樽熟成をゆっくり行うスタイルはまさに“アンリ・ジャイエ”から受け継いだものです。
畑は父の代、80年代から除草剤を使用せず、化学薬品を使わず、剪定は厳しく、毎年の気候と区画の性格に合わせたカノピー・マネージメント(葡萄の樹冠管理)を守っています。「収量の調整は樹1本ごとにする。そのためには季節ごとの仕事が必要となり、作業する人間を細心の注意で監督し、指導する必要がある」と氏は語っています。「クロ・ヴージョ」、「シャンベルタン」、「ラヴォー・サン・ジャック」では馬で畑を耕しており、まさにビオロッジックの先駆けといえます。氏の実力は「クラスモン」での三ツ星や“ロバート・パーカー”の高評価によって世界中に鳴り響きました。彼のワインは色素もタンニンも抽出されているが、必要なエキスや骨組みも備えています。そのため、きちんと熟成させれば、テロワールの本来の姿が浮かび上がってくると言われています。その後、氏のワインはよりエレガントなスタイルへと傾倒し、さらなる進化を見せようとしていました。
しかし、残念な事に2006年1月、氏は突然、逝去し、全世界のワインファンを落胆させることとなります、くしくも師“アンリ・ジャイエ”の亡くなる同年のことです。 ですが、氏の息子“アルノー・モルテ”は氏の畑とワイン造りを受け継ぎ、そのワインをさらに進化させています。“アルノー・モルテ”は「オレゴン」の「ウィットネス・トゥリー・ヴィンヤード」や「オーストラリア」の「トルブレック」、「ピュリニー・モンラッシェ」村の名門「ドメーヌ・ルフレーヴ」でも修行し、次世代のスターの一人として実力を付けていました。今回ご紹介の2006年は“アルノー・モルテ”が手掛けた初ヴィンテージということになります。また、樹齢が55年以上のものを使用しているので「ヴィエイユ・ヴィーニュ」表記がされています。(2005年よりノーマルな村名格とヴィエイユ・ヴィーニュの村名格とに分けられるようになりました)
濃い色調、濃厚でスパイシーなアロマ、ラズベリー、ブラックベリー、土、キノコの香りもあり、充分に熟した葡萄を思わせます。非常に凝縮感に富み、艶やかな味わいですが、全体的な雰囲気はやはり、エレガントという言葉がぴったりと当てはまり、後半、特筆すべきレベルで長い余韻へと向かいます。
“アルノー・モルテ”がつくる「ドゥニ・モルテ」、「ジュヴレィ・シャンベルタン」のテロワールをどのような形でワインに表していますか、是非、お確かめ下さいませ!!!。
2011.6.01[WED])