鶉言

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Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 グランヴァン・入荷 」

新入荷
以前は、メインセラーの棚一列ほどヴィンテージごとに在庫があった「ムートン・ロートシルト」も、このご時世にあって中々購入しづらい所に、たまの「ご常連様」のオーダーで残り数本となり“寂しくなってきたな・・・”と言う矢先、タイムリーに「 '90」が、かなり「お安目」のご案内が入ってきて、ついでに「ソールド・アウト」になっている「オーパス・ワン」と「ウニコ」が、こちらも「リーズナブル」な価格であったので、ついつい購入してしまいました・・・気になる「お値段」は「新着ワイン」のコーナーにて、ご紹介しておりますので、ご興味のございます方はどうぞ・・・。

(2011.5.23[MON])

「 薫風 」

薫風
朝夕は、まだ肌寒く感じる今日近頃ですが、日中は「初夏」と言ってもいいぐらいの日差しを感じます・・・「皐月の床」も半ばを過ぎて、ようやく活気を見せ始めました・・・対岸の石垣の「ジャスミン」も、少しまばらではありますが咲き揃いだして「川面」を渡る風に乗って芳しい香りを届けてくれます・・・まさに「風薫る五月」、初夏の訪れです・・・。

(2011.5.19[THU])

「 今月のおすすめワイン 」

ルフレーヴ
季節の移り変わりは早いもので「皐月の床」の始まりです・・・加茂の流れを渡る新緑の香りを想わせる清々しいワインのおすすめです・・・いつものように「ソムリエ・森下」のエスコートでどーぞ・・・。

★5月のお勧めボトルワイン

PULIGNY MONTRACHET. Clavoillons (Leflaive) '02 28,000 (32,340)
ピュリニー モンラッシェ クラヴァイヨン (ルフレーヴ)

ドメーヌの歴史は1580年まで遡ることが出来ますが、「ピュリニー・モンラッシェ」村でのワインづくりを開始するのは18世紀初頭、そして現在の姿となるのは前世紀の始め。1920年代より評価は高かったのですが、今日の世界的名声は、1990年よりドメーヌを引き継いだ現在の女性当主“アンヌ・クロード”の父“ヴァンサン”と彼の兄“ジョー”(“ジョー”は1982年、“ヴァンサン”は1993年死去)によって築き上げられました。
「モンラッシェ」を始めとする4つのグラン・クリュを筆頭にプルミエ・クリュ、ヴィラージュ併せて25ha弱(ヴィラージュとレジオナル双方は8ha弱に過ぎず、他は全てグラン・クリュとプルミエ・クリュ)を所有する「ドメーヌ・ルフレーヴ」。この居並ぶもののない陣容を誇るドメーヌが生み出すのは、しっかりとテロワールが刻印された「ピュリニー」の粋とも言うべきワインです。
現在、ぶどうの栽培は、プレパラート(プレパラートとは、牛糞や水晶など自然界の物質を用いた調合物で、根の成長を促したり、光合成の効果を高めます。牛糞を散布するにも牛の角に詰めたものを使用します)の使用や月の満ち欠けに即した耕作など厳密なビオディナミとなっています。取り組みは1989年と、“アンヌ・クロード”が継承したのと前後する時期からで、「ピュリニー・モンラッシェ」村におけるビオディナミの先駆的存在でもあります。また一部の区画では耕作に馬を使用するなど、ビオディナミに加え、テロワール重視の姿勢が貫かれています。さらにぶどう樹の改植もローテーションを組み、例えば「クラヴァイヨン」の場合、1959、1960、1962、1972、1973、1981、1983、1988年という具合でこまめに植え替えをおこなっています。
ビオディナミと並ぶドメーヌの特筆すべきことがらとしてクリーンということが挙げられます。これは“ヴァンサン”の時代から徹底されてきた作業で、シェには数多くの水道栓とホースがあり、収穫、醸造用器具、そして醸造所内と、常に清潔に保つための尋常ならざる心配りがなされています。
プレスした果汁は24時間のデブルバージュの後、アルコール発酵となりますが、期間は平均で2週間ほどです。その際、温度は摂氏25℃前後で進み、高いときは28℃付近まで上がります。また、シャプタリザシオンは基本的におこないません。樽は「アリエ」を主に「ヴォージュ」産も使用し、新樽は「ブルゴーニュAC」に1割強、「ヴィラージュ」で2割弱、「プルミエ・クリュ」が2割強、そして「グラン・クリュ」でも4分の1と使用比率は低いです。週に2回から3回のバトナージュをおこないながら、平均で12ヵ月前後の樽熟成を経て後タンクに移し6ヵ月ほど熟成させ、瓶詰めします。
磐石なドメーヌも日々変化を遂げていまして、「シェフ・ド・カーヴ」が2008年の7月に替わりました。1989年以来務めてきた“ピエール・モレ”の後を継ぐのは「ムルソー」在の“エリック・レミー”、彼を幼い頃から知る“ピエール”がおこなった人選で、“エリック”の手腕が試されるのは2008年のミレジムからとなります。さらにあまり知られていないアペラシオンや、“アンヌ・クロード”と志を同じくするつくり手のワインを発掘し、提供していくというプロジェクトもスタートしています。「CLACクラック」(“アンヌ・クロード”や伴侶の頭文字をつかっています)と銘打って、彼女がプロデュースするワイン群で、ラベルのデザインも統一し、2008年からリリースされています。
今回ご紹介の「ピュリニー・モンラッシェ・クラヴァイヨン」は「ピュリニー・モンラッシェ」村のほぼ中央に位置し、「ドメーヌ・ルフレーヴ」は広さ5.5haのうちほとんどといっていい4.7haを所有しています(2家の所有でもう一方は「ドメーヌ・シャヴィ」)。色調は透明感のある黄金色、グラスの中で輝いているようで、グラスに顔を近づけると漂ってくる、ハチミツや焼きリンゴ、アカシアの花の力強い芳香、口中に注ぎ込みますと、研ぎ澄ましたように鮮明な果実の風味、とろみを感じさせるミネラルと適度なロースト香が溶け合ってかもし出す香ばしいナッツのこく、ほんのり鼻に抜けるバターやヴァニラの上品な香り、余韻を引き締める清廉な酸。どれをとっても完成度の高いワインで、ルフレーヴの力量を知るにはうってつけの1本となっています。
5月から川床が始まります、目の前に広がりますパノラマ風景、きらきらと輝く鴨川の水面を望みながら、この上ないリッチな白ワインで是非、お楽しみくださいませ!!!。

(2011.5.01[SUN])


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