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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 川床・千秋楽 」

床・千秋楽
「5ケ月」に及ぶ「納涼床」の営業も、今日が最終日・・・先週末の「土曜日」は、2卓とも「3回転」、16名様の利用があるほどの盛況でしたが、暑すぎた「夏」も足早に過ぎ去った感じの今日は、あまりの肌寒さに店内を希望されるお客様もおられました・・・ともあれ、恙なく無事に終了できましたこと、御礼申し上げます・・・。

(2010.9.30[THU])

「高瀬川・復活」

高瀬川
先日の台風絡みの「大雨」で、高瀬川が復活しました・・・前回、お伝えしました先月の「24日」以降、わずかに流れを取り戻した日もありましたが、ここまでの水量に戻ったのは久しぶりです・・・「台風一過」後は、涼しい「川風」に「川床」も盛況です・・・来週は「中秋の名月」「秋分の日」と、この時節をめでる絶好の「名残の床」となりそうです・・・記録ずくめの「猛暑」に別れを告げ、歩み寄る「秋の気配」をご満喫下さい・・・。

(2010.9.18[SAT])

CHATEAU LATOUR '94

ラトゥール
先日「新着ワイン情報」でもお伝えしました、久しぶりに「神々しい」ワインの入荷です・・・ここの所、このクラスの「グランヴァン」のご注文もめっきり減って、たまのオーダー後の「売り切れ」からの「物色」に手間を取ります・・・何せ、仕入れ価格の高騰で、当店でお売りした価格が、そのまま原価だったり、「シャトー・ラフィット‐ロートシルト」に至っては、もう手の付けられないまでのお値段になってしまって、開業時に買った「5大シャトー・セット」の「'00」は、当時の「5倍」程の価格で取引されています・・・写真の「シャトー・ラトゥール '94」は、太秦の「西村酒店」さんから、非常にリーズナブルなお値段で頂いたもので、久々の「オンリスト」となりました・・・。

(2010.9.10[FRI])

「 新メニューのご案内 」

温野菜&フュメ
ご常連様のお連れ様で“生の野菜はきらい・・・”という方がおられて、メインの料理に添える、いろんな野菜を茹でたり、炙ったり、バターソテーしたり「温かいサラダ仕立て」でご用意させて頂くことがあります・・・これが、また好評で、今月より、新メニュー「温野菜のサラダ仕立て」として登場しました・・・季節で食材も変わっていきますが、今回は、茹でた「オクラ」「ホワイトアスパラ・グリーンアスパラ」「ヤングコーン」に、炙った「モロッコ豆」「本シメジ」、バターソテーした、フランス産のキノコ「ジロル」「ピエブルー」「トランペット」etcを一緒に添えた「バルサミコソース」「フィーヌ・ゼルブ」「クルミマスタード」「諸味味噌」でお召し上がり頂きます・・・グラスワインよりのベストマッチは、ロワール地方の「ソーヴィニヨン・ブラン種」から造る“プイィ・フュメ.グラン・ミレジム '03”で、造り手は、この地の「第一人者」“ラドゥセット”です・・・この「グラン・ミレジム」のキュヴェは、普通の「プイィ・フュメ」と、最高峰の「バロン ド エル」の中間に位置して、摘み取り時期や畑の選別をより厳格に行った「スペシャル・キュヴェ」となり「'03」年のヴィンテージが「7年間」の熟成を経て、より「ニュアンス」に富んだ味わいを楽しませてくれます・・・。
温野菜サラダ

(2010.9.4[SAT])


「 今月のおすすめワイン 」

パリゾ
今だ「猛暑日」が続く今日この頃ですが、夕暮れ時にそこはかと秋風を感じる季節に「ブルゴーニュ・赤ワイン」のおすすめです・・・写真には「表ラベル」と「裏ラベル」が並んでいて、家紋のレリーフ側のきれいなデザインのラベルは、必要情報が記載されていない「裏ラベル」で、左側のシンプルなラベルが正式なものとなります・・・神様“アンリ・ジャイエ”氏を唸らせた“シャルロパン・パリゾ”氏の村名「ジュヴレィ・シャンベルタン」・・・「ソムリエ・森下」のご案内で、名匠の真価をお確かめ下さい・・・。

★9月のお勧めボトルワイン

GEVREY CHAMBERTIN.V-V (Charlopin Parizot) '05 \14,000 (\16,170)
ジュヴレィ シャンベルタン (シャルロパン パリゾ)

1956年生まれの“フィリップ・シャルロパン”は、22歳のときに父“アンドレ”から2ha弱の畑とドメーヌを引き継ぎワイン造りを始めました。「マルサネ」、「フィサン」、「ジュヴレ・シャンベルタン」、「モレ・サン・ドニ」、「シャンボル・ミュジニー」、「ヴォーヌ・ロマネ」に17haの畑を持ち「シャンベルタン」「ボンヌ・マール」「エシェゾー」などなんと8つ(“ジョスリーン・バロン”から借りている畑「シャンベルタン」を含む)のグランクリュを醸造しています。
テロワールの型にはまらない、凝縮感がある筋肉質なワインを生産してきましたが、1997年以降からはよりエレガントなスタイルへシフトしてきています。また、“フィリップ ・シャルロパン”はピノ・ノワール種の神様と呼ばれる“アンリ・ジャイエ”から指導を受けていた一人で、“ジャイエ”から愛弟子として可愛がられていたと言われています。当初、ワイン造りの途中で“アンリ・ジャイエ”のアドバイスを常に聞きながらワインを造っていましたが、いつしかアドバイスを聞かずに出来上がったワインをただ持っていくようになり、そのワインを飲んだ“アンリ・ジャイエ”に「まさに私が言いたかったように、そのとおりに造っているな」と言わせてしまうほどの実力をつけるようになりました。そのため、ワイン造りにおいては師である“ジャイエ”の影響が色濃く見られます。
“フィリップ・シャルロパン”のモットーはあくまでも自然なワイン造りです。葡萄の栽培には除草剤と化学肥料は使用せず、殺虫剤代りにフェロモンカプセル(蛾がの幼虫対策として、蛾の雌のフェロモンと同じ香りを利用して雄の生殖活動を混乱させ、産卵を防ぐ方法)を用いるリュット・レ ゾネ(減農薬農法)を採用。葡萄の樹齢は概ね高く、「エシェゾー」にいたっては樹齢70年にも及びます。完熟葡萄の収穫はもちろんのこと、厳しく選別した果実は除梗した後、一週間に及ぶ低温のマセラシオン発酵が行われます。培養酵母の使用と補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせずに樽熟成されますが、新樽比率が高いこともその特徴として挙げられます。
透明感があり、やや黒みの強い色調。ロースト香、複雑なスパイス、強い果実感、味わいは滑らかですが、飲み進めていくとたくましさ、力強さがましていき、まさに洗練された奥行きのある味わいにレベルの高さは歴然としています。果実味とアロマに溢れ、精妙なフィネスを備えた確固たる“シャルロパン”のスタイルは「ブルゴーニュ」の最高峰の1つといえるでしょう。
トップドメーヌがつくる「ジュヴレィ・シャンベルタン」そのうえ、ヴィンテージは近年最傑作の2005年といえば、ご指名は必至です。是非、お見逃しなく、この機会にお楽しみくださいませ!!。

(2010.9.1[WED])

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