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メゾンドヴァン鶉亭

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「 今月のおすすめワイン 」

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対岸の木々にそよぐ清々しい涼風にふさわしい「白ワイン」が今月のおすすめです・・・「辛口の代名詞」と言われる“シャブリ”も、この造り手の作となると「ブルゴーニュ」の取って置きの「グランヴァン」になります・・・ちょうど、今月のおすすめ魚料理の「ブールブランソース」のベースになる白ワインが“ジャン・コレ”の「シャブリ・モンマン」です・・・「ソムリエ・森下」のご案内で“白ワインの原点”「シャブリ」を今一度、お確かめ下さい・・・。


★5月のお勧めボトルワイン

CHABLIS. Les Preuses ’05 et La Forest ’01 (Rene et Vincent Dauvissat)
シャブリ レ・プルーズ & ラ・フォレ (ルネ エ ヴァンサン ドーヴィザ)


ドメーヌは1920年代、現在の当主“ヴァンサン”の祖父“ロベール”により設立されました。元詰めも早く、1931年には始めております。現在は50代になる“ヴァンサン”が12ha強(父“ルネ”の時代はグラン・クリュとプルミエ・クリュのみでしたが、1990年代に入り「シャブリ」ACと「プティ・シャブリ」が加わりました)の地所から、「シャブリ」の典型とも評されるワインを生みだしています。
こまめな手入れを欠かさない畑にはビオディナミで栽培されるシャルドネ種が植わり、それらの樹齢は「プティ・シャブリ」と「シャブリ」ACで20年、プルミエ・クリュとグラン・クリュが45年ほど。発酵に温度管理が出来るタンクを併用しているものの、つくりは基本的に昔ながらのやり方に則っていて、熟成には樽を用いています。新樽の割合は低く、ヴィンテージにもよりますがグラン・クリュで2割ほどとなっております。また、その樽のことですが、今だにフィエットも使用、これは130ℓ前後と、現在「ブルゴーニュ」で多く見られるピエスの半分強の容量で、以前はこの地独自の樽として広く用いられていたものです。この樽熟中にマロ・ラクティックも終了させ、後、軽くフィルターをかけ瓶詰めされます。
「シャブリ」を「シャブリ」たらしめているテロワールとして有名なキンメリッジ階の石灰岩の特徴が最もよく表れているのがグラン・クリュ。「ドーヴィサ」はそのグラン・クリュで絶大な評価を得ている「レ・クロ」と「プルーズ」に区画を所有していますが、面積はそれぞれ広めの1.7haに1ha弱。
ドメーヌの3割以上を占めるプルミエ・クリュの「ラ・フォレ」は、「スラン」川を挟んで「レ・クロ」の対岸に位置する「モンマン」の南西に接している区画で、「ドーヴィサ」はこのクリマの3分の1に達する広さを所有。そして「ラ・フォレ」の北にある隣り合うプルミエ・クリュ、「ヴァイヨン」と「セシェ」にもそれぞれ1.3haと0.8haがあります。
「ドーヴィサ」ではヴィラージュの立地も素晴らしく、「シャブリ」ACは「ラ・フォレ」の北西に面した斜面からのワインで、テロワールにも共通するものがあります。さらに「プティ・シャブリ」は「レ・クロ」の上部に位置する南向きの区画から生まれますが、収穫時の糖度はしばしば13%に達するという、そのクオリティは知る人ぞ知る水準の高さです。
出来上がるワインに共通するのは透明感ある色調で、美しい酸と独特のミネラルを感じさせるしっかりした骨格。これがテロワール毎に相違を見せ、また各クラスで非常にきれいにグラデーションを描き、上がるにつれワインはスケール感と緊密さを増し、一層の複雑さが備わっていきます。その上、これら「ドーヴィサ」のワインはきれいに熟成していくのですが、透明感ある「シャブリ」の特質はそのままに、鋭角的な酸はシャープさを保ちながら伸びやかでカドの取れたものに変化し、凝縮感を増したふくらみある風味と味わいに成長します、また、各テロワールの異なりもより鮮明になり、なかでもグラン・クリュの「レ・クロ」と「プルーズ」は「コート=ドール」のグラン・ヴァン同様の長命さを誇っています。
よくよく耳にする銘柄の「シャブリ」ではございますが、逆に作り手や格付けの多さから、最良の一本を手にするのは意外と難しく、『グッと悔し涙を我慢した』という経験もおありでは・・・。そのような訳で、改めて、「シャブリ」のすばらしさに触れてみませんか!、スタッフ一同楽しみにお待ちしております!!!。

(2010.6.1[Tue])

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