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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

今月のおすすめワイン

★2月のお勧めボトルワイン

CHATEAU CHASSE SPLEEN '09 (Moulis)     \16,000
シャトー シャス スプリーン (ムーリス)

「メドック」中央部に位置する「ムーリス」村近辺は、小規模なプチ・シャトーが数多く集まる地域です。その中で「クリュ・ブルジョワ」に格付けされ、品質や人気などの面から、同地区のトップクラスのシャトーとして知られているのが「シャトー・シャス・スプリーン」です。格付けは2003年からクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルに昇格致しました。
シャトー名の意味は“憂いを払う”。フランスの有名な詩人“シャルル・ボードレール”が詠んだ「スプリーン」という題の詩からとったものだと言われています。
近年、評価が急上昇しており、「メドック」の格付けシャトーをも凌ぎ、過去30年にわたって3級格付けのワインと同等の品質のワインを作ってきた、そんな高評価を与えられているのです。1990年代のワインブームの際には、価格が急騰したことでも話題となりました。しかし、「シャトー・シャス・スプリーン」のワイン作りは、今でも伝統的な手法を頑なに守り続けており、マロラクティック醗酵の後に瓶詰めの前にも濾過処理を行わないという、メドックでも少数派のシャトーなのです。作付面積はカベルネ・ソーヴィニョン種52%、メルロー種39% カベルネ・フラン種4%、プティ・ヴェルド5%となっております。
色調は若いうちは深いルビーレッド。熟成が進むほどレンガ色に近づいていきます。香りはチェリーやベリー系果実のピュアな香りに、バラや樽に由来する煙草やバニラのニュアンスも加わります。熟成が進み、いまや果実香は円熟味を感じさせる熟した果実香になり、ドライフルーツや土を思わせる熟成香も加わり落ち着きある印象になります。プラムやベリー系果実のなどの果実味は落ち着きある甘やかなニュアンスになり、タンニンや酸味などの成分がワインに溶け込むことで、しなやかな質感と飲み口になり、力強さというよりはエレガントさを感じさせるワインに成長していきます。
是非、「シャトー・シャス・スプリーン」の名前にあやかって「憂い」を払ってはいかがでしょうか。ご指名お待ちしております!!。

(2022.2.01[TUE])

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