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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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CLOS-VOUGEOT '89 . Servelle-Tachot

クロ・ヴージョ
「ブルゴーニュ・熟成ワイン」の入荷情報です・・・ブルゴーニュ地方で最大の「特級畑」“クロ‐ヴージョ”、それも「優良年」の「'89」を3本、横浜のエージェントさんから頂きました・・・造り手は“セルヴェル‐タショ”と言うドメーヌで、あまり聞き慣れない名前ですが、現在の“アミオ‐セルヴェル”の前身です・・・何故か「男の子」に恵まれず、ドメーヌの名前が代ごとに変わってきました・・・“クレマン‐タショー”から“セルヴェル=タショー” そして、現当主の“クリスチャン・アミオ”の代で“アミオ‐セルヴェル”を名乗っています・・・わずか「0.4ha」の高樹齢のブドウから造られるワインは、ほとんどがフランス国内の、それも著名「三つ星レストラン」を筆頭に取引され、日本では“欲しくても手に入らない!”扱いになってます・・・又、その選別が厳しいことで有名なワイン雑誌「クラスマン」でも“ブルゴーニュ地方・トップ10”に名を連ねるほどの「名醸造家」です・・・おまけに、この「クロ‐ヴージョ」の畑を最近手放したそうで「'04」が最終ヴィンテージになり、この先“もう飲めない!”「幻のワイン」となってしまいました・・・お値段も“それなり”になりますが、70人程の造り手が「群雄割拠」するこのコミューンの「トップクラス」を一度、ご賞味下さい・・・。

(2010.7.19[Mon])

「 鴨川・大増水 」

増水
昨夜の「大雨」は、北部では「集中豪雨」だった様子で、半日を過ぎた今でも、ご覧のような「大増水」です・・・対岸の遊歩道も冠水し、川床の支柱にも沢山のゴミが掛かっている所を見ると、夜半から明け方にかけて、鴨川も氾濫して、禊川に流れ込んだようです・・・これ程の「増水」は、6年前の「台風23号」以来で、各地で「観測史上最高雨量」の記録となったようです・・・被災地の方々のご安全と、いち早い復興をお祈りします・・・。

(2010.7.14[Wed])

「 祇園祭・神輿洗 」

神輿洗い
今日「10日」は、祇園祭のクライマックスに向けて、鉾町では「鉾建て」が始まり、四条大橋では「神輿洗」が執り行われる日です・・・「神輿洗」とは、八坂神社に奉られている「3基」の神輿のうち「スサノヲノミコ」の「中御座神輿」を「神用水(鴨川の水)」で清める儀式で、この水に掛かると「厄除け」になると言われ、大勢の参拝者で賑わいます・・・又、釘を一切使わず、縄だけで柱を固定する「縄がらみ」という伝統技法で組み立てられた「鉾」は、一般の参加者によって「12日」に「曳き初め」の儀式が催されます・・・今日から「山鉾巡行」の「17日」まで、四条通りは「大渋滞」となりますので、町中にお出かけの際は、ご注意下さい・・・。

(2010.7.10[Sat])

「 風蘭 」

風蘭
今年も「生け植え」の「風蘭」が、可憐な花を咲かせました・・・今を盛りに、その芳香を漂わせている「くちなし」の香りにも似た、官能的な香りを発散させています・・・この「生け鉢」は、大きく育った「八角蓮」を植えかえてもらった時に「花政さん」に寄せ植えして頂いたもので、他には「やまこうばし」と「十両」の三点盛りとなっています・・・。

(2010.7.5[Mon])

「 今月のおすすめワイン 」

シャサーニュ・ショーメ
今月のおすすめワインは、数か月前に「グラスワイン」でおすすめして、好評を頂いた「ブルゴーニュ・白ワイン」です・・・かれこれ「5ケース」程を扱って、瞬く間に「売り切れ」となりましたが、エージェントさんの倉庫に「2ケース」程、隠れていたのが見つかったそうで、前回と同じ条件で「お手頃価格」にて頂戴しました・・・ちょうど、この季節に相応しいワインです・・・いつものように「ソムリエ・森下」のご案内で、どうぞ、お楽しみ下さい・・・。

★7月のお勧めボトルワイン

CHASSAGNE MONTRACHET. Les Chaumees (Jean Noel Gagnard) '05 \15,000 (\17,325)
シャサーニュ モンラッシェ レ ショーメ (J.N-ガニャール)

“ガニャール”一族は「シャサーニュ・モンラッシェ」村で1632年にはその存在が知られていた由緒ある家系です。現在“ガニャール”を名乗る生産者は「シャサーニュ・モンラッシェ」に4つ存在しています。まずは“ガニャール”家の11代目にあたる1926年生まれの“ジャン・ノエル ガニャール”です。“ジャン・ノエル”の弟の“ジャック ガニャール”が“マリー・ジョゼフ・ドラグランジュ”と結婚してできた「ガニャール・ドラグランジュ」、“ジャック”の長女“ローランス”が“リシャール・フォンテーヌ”と結婚してできた「フォンテーヌ・ガニャール」、同じく次女の“クロディーヌ”が“ジャン・マルク・ブラン”と結婚してできた「ブラン・ガニャール」です。「ジャン・ノエル・ガニャール」は一族の中でトップの品質と名声を誇っています。同ドメーヌの当主は“ジャン・ノエル”ですが、彼の一人娘である“カロリーヌ・レスティメ”女史が栽培・醸造・販売の責任者となっています。“カロリーヌ”女史は「パリ」で学んだ後、1989年に「ブルゴーニュ」に戻り、1年間ボーヌの栽培・醸造学校で学び、そしてドメーヌでの仕事に参加するようになりました。彼女のドメーヌでの改革として特筆すべき点は土壌にあわせてそれぞれの性格をもつキュヴェを独立させたこと、また区画に適した植え換えを行ったことです。1991年にプルミエクリュの「レ・シュヌボット」を幾つかの区画に分けて瓶詰めすることを始めました。翌年1992年にはプルミエクリュ「クロ・ド・ラ・マルトロワ」白の最初の収穫が行われました。1993年には「レ・シャン・ガン」がキュヴェとして独立させられました。1997年にはいわゆるプルミエクリュという総称のキュヴェをやめ、それぞれの区画にわけて瓶詰めするようにしました。そして、2002年には「モルジョ」の畑の石灰質上部0.3haと粘土質下部0.6haとを分けて、上部を「モルジョ」、下部を「ブドリオット」として瓶詰めすることにしました。ミネラル分を多く含む上部に「ブドリオット」らしさを見出したからです。
植物堆肥の有機肥料のみが用いられ、病虫害対策はService Regional de la Protection des Vegetaux(天気予報とブドウの成育具合からみてどのような病虫害の発生の可能性があるのかをシュミレーションして結果を情報サービスする組織)との連携で対応がとられます。収穫時期についても同機関からの情報によって決められ、収穫は全て手摘みで行われます。除梗されずにプレスされ、24時間静置されたあと上澄みだけが使われます。小樽に移された果汁は自然酵母で醗酵されるバトナージュは最初は週に1~2回、そのあとは3週間に1回で12月まで行われます。あまりバトナージュを行わないことでミネラル分が多く残り、長熟向きのワインとなります。新樽比率は約30%(バタールは80%)で18ヶ月熟成された後、ノンフィルターで瓶詰めされます。
色調はまさにゴージャスな黄金色、気品のある香りは、一般的なワインとは明らかに一線を画す印象を。ナッツやバター、シナモン、カラメル香が次から次へと向かってくるようです。非常に滑らかな酸と充分なミネラル分を伴った果実味は実に重厚で、抜群の存在感を示し、「シャサーニュ・モンラッシェ」村のトップ・ドメーヌとしての名声は伊達じゃないこと確かに証明してくれています。
「ジャン・ノエル・ガニャール」は、鶉亭のワインリストには、欠かすことの出来ない造り手のひとりです、今回は驚くほどのコストパフォーマンスも実現し、ダントツのおすすめワインとなりました。是非、最高の「シャサーニュ・モンラッシェ」をお楽しみ下さいませ!!!。

(2010.7.2[Fri])

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