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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
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「 今月のおすすめワイン 」

今月のおすすめワイン

★12月のお勧めボトルワイン

NUITS ST-GEORGES.Les Boudots '12 (Mongeard Mugneret) \ 23,000
ニュイ サン ジョルジュ レ ブード (モンジャール ミュニュレ)

「ディジョン」から「ボーヌ」へと向かう街道沿い、「ヴォーヌ・ロマネ」の入り口に「ル・リシュブール」というホテルレストランがあります。このホテルを経営しているのが、村でも有数の大ドメーヌ、「モンジャール・ミュニュレ」です。
“モンジャール”の姓は17世紀の初め、1620年頃から「ブルゴーニュ」で見られ、代々ブドウ栽培を生業としてきた家系です。
現当主“ヴァンサン・モンジャール”の父、「ヴォーヌ・ロマネ」村の村長も務めた“ジャン”の時代にドメーヌは大きく成長。さらに“ヴァンサン”が拡大し、現在、ブドウ畑の面積は33haにもなっております。
北は「マルサネ」から南は「サヴィニー・レ・ボーヌ」まで35のアペラシオンに散らばっています。ちょっとしたネゴシアン並みの規模です。「リシュブール」も所有するとはいえ、このドメーヌの華はなんといっても「エシェゾー」と「グラン・エシェゾー」といわれております。それぞれ2.6ha、1.44haという面積は、「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」に次ぐ広さなのです。
前者は「エシェゾー・デュ・デュス」、「ルージュ・デュ・バ」、「レ・トゥルー」の3つの区画に分かれているのですが、1929年に植樹した「ルージュ・デュ・バ」のブドウはすべて「エシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュ」として瓶詰めされています。
「レ・トゥルー」は「エシェゾー」でも最下部にあるので肉付きがよく豊満な一方で複雑味に欠けると、“ヴァンサン”は言っているようですが・・・。ちなみにこの区画のワインは全量アメリカ向けになっているようです。日本向けの「エシェゾー」はもっとも優れたワインを生むとされる「エシェゾー・デュ・デュス」のものなので安心されたし、だとか。
除梗率はクリマとヴィンテージによって異なりますが、相対的に「エシェゾー・ヴィエイユ・ヴィーニュ」や「グランゼシェゾー」は「エシェゾー」よりも全房の比率が高いです。それもあって、とくに「グラン・エシェゾー」は構造のしっかりした筋肉質のワインとなるようです。ブドウ栽培では2003年から一部の畑(「ニュイ・サン・ジョルジュ」1級畑「ブード」、「ヴォーヌ・ロマネ」1級畑「シュショ」、「プティ・モン」、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めています。それ以外の畑はリュット・レゾネですが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なことだろうと思います。
今回、ご紹介の「ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・ブード2012年」は、「ニュイ・サン・ジョルジュ」村にありながら、「ヴォーヌ・ロマネ」村の「レ・マルコンソール」に隣接する最高の立地場所にあります。色調は濃さを感じさせますが、透明感のあるルビー色、香りは、非常に妖艶でエレガント、すみれや赤系果実のほんのり紅茶やきのこなど様々な要素が次々と立ち上ってまいります。父“ジャン”の時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられたようですが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増しています。味わいは構造的でありながら、しなやかさも損なわない、素晴らしく調和のとれたワインになっております。間違いなく、質の高いワインを探している方に、安心して薦められるドメーヌのひとつです。 是非、お楽しみ下さいませ!!!。

(2020.12.01[TUE])


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