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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 今月のおすすめワイン 」

アンリ・ジロー

★4月のお勧めボトルワイン

HENRI GIRAUD CODE NOIR BRUT \ 28,000
アンリ ジロー コード ノワール ブリュット

「アンリ・ジロー」の歴史は、17世紀初頭に遡ります。“ルイ13世”統治下の1625年、創業者の“フランソワ・エマール”が「シャンパーニュ」地方でも良質なブドウの産地として有名な「アイ」村に畑を手に入れました。これが、現在の「アンリ・ジロー」のシャンパーニュが高い評価を受ける大きな理由となります。
10世紀以前から、石灰質の土地である「シャンパーニュ」地方は、シャルドネやピノ・ノワールなど良質なブドウを生み出す地として知られていました。中でも「アイ」村のピノ・ノワールは評価が高く、17世紀にシャンパーニュ造りが始まった頃には、多くのメゾンが「アイ」村産のピノ・ノワールを欲しがったといいます。特に熱心だったのが法王や王族で、歴史の証人灯として、今も「アイ」村には“フランソワ1世”や“アンリ4世”の圧搾場跡が残っています。ちなみに、“アンリ4世”は「アイ卿(Lord of Ay)」と呼ばれ、「アイ」村の歴史のひとつとなっています。
16世紀初頭から、「アイ」村は「シャンパーニュ」地方において、ワインのAOC(原産地統制名称)として認定。現在、「シャンパーニュ」地方にある323のクリュ(区画)のうち、グラン・クリュに認定されているのは17のクリュ。「アイ」村は、全てのクリュがグラン・クリュに認定され、その高品質のブドウは、プレステージ級のシャンパーニュにおいて、もはや欠かせないものとなっています。「アンリ・ジロー」は、「アイ」村に約8haの自社畑を所有しています。
栽培されるブドウの種類はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。ブドウ本来のピュアな味わいを生かしているのが、今も頑固なまでに守り続ける伝統製法です。ブドウはすべて手摘みで、収穫されたブドウは酸化を防ぐため、すぐに醸造所へ運ばれます。そして不純物は完全に取り除かれ、プレス機にかけられます。特筆すべきはこの圧搾後の処理。1990年以来、「アンリ・ジロー」では、「シャンパーニュ」地方において唯一、低温浸透法のシステムを導入しています。(低温浸透法・・・ブドウジュースが圧搾されて出てくると、特別なコンプレッサーによってゆっくりと10度まで温度を下げるシステムのこと)こうすることで、衛生面において有益なだけでなく、同時に雑味成分とブドウジュースが完全に分離するなど、多くのメリットが得られます。そしてその後、シャンパーニュに複雑なアロマをもたらすため、特別にあつらえた「アルゴンヌの森」産の樫の樽でゆっくりと発酵させます。この特別なオーク樽を使うことで、シャンパーニュにグレープフルーツやバニラ、ココナッツといった複雑な香りが生まれるのです。
今回ご紹介の「アンリ・ジロー・コード・ノワール・ブリュット」は「アイ」村のピノ・ノワールに遺伝子(コード)レベルで迫り、その神秘性を表現することをテーマに造られたシャンパーニュです。ピノ・ノワールの亜種でアイ村の土着品種プティ・ドレにこだわり、ブラン・ド・ノワール(黒ブドウのみで造られたシャンパーニュ)ならではの力強さと奥行きを感じさせるスタイルです。
黄金がかった山吹色。泡立ちはキメ細かく溶け込んでいます。香りにはバニラやカシューナッツ、ビスケットなどの芳しさに、ほんのりと甘い蜂蜜のアロマが印象的で、洋梨やドライアプリコット、ピーチ、チェリー、リンゴのコンフィなど果実香が続く。そしてホワイトペッパー、樽から抽出されたスパイスのヒント、砕石、石灰的なミネラルのノートが混じり合います。複雑でエレガントな趣とともに熟成感がただよっています。口に含むとなめらかで繊細な発泡が心地よく、凝縮した果実味が瞬く間に支配する。低めの重心はブラン・ド・ノワールならではのもの。力強さと美しさ、気品を兼ね備えたスマートなシャンパーニュ。酸とのバランスがよくフレッシュな余韻が持続する。また、温度の上昇とともに味わい深い奥行も堪能できます。是非、桜を愛でながらのお集まりに、ご堪能下さいませ!!。

(2020.5.01[FRI])

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