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メゾンドヴァン鶉亭

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「 今月のおすすめワイン 」

ペリエ・ジュエ

★1月のお勧めボトルワイン

PERRIER JOUET BLANC DE BLANCS \23,000
ペリエ ジュエ ブラン ド ブラン

1811年、「シャンパーニュ」地方「エペルネ」市に創設された「ペリエ・ジュエ」。“ピエール・ニコラ・マリー・ペリエ”氏と、その妻“アデル”によって、丁寧に造られた芸術的なシャンパーニュは、たちまち評判になりました。2代目“シャルル・ペリエ”氏の時代には、ブリュットやヴィンテージ・シャンパーニュを発売するなど、他社に先駆けたチャレンジを行い、その人気は不動のものになったのです。
「ペリエ・ジュエ」の代名詞とも言えるのが、アネモネが描かれた美しいボトルが印象的な「ベル・エポック」。1902年、3代目“アンリ・ガリス”氏がアールヌーボーの巨匠“エミール・ガレ”にボトルデザインを依頼し、白いアネモネの花のボトルが誕生しました。しかしその後、第一次世界大戦の混乱を迎え、そのボトルが日の目をみることはありませんでした。1964年、長い眠りについていたそのボトルは、当時のセラーマスターである“アンドレ・パブレ”氏によって発見され、シャルドネ種を主体としたプレステージキュヴェとして復活を遂げました。
“ヴィクトリア”女王、“ナポレオン”三世といった王室や、“グレース・ケリー”をはじめとする世界中のセレブリティたちにも愛されてきたペリエ・ジュエ。その200年の華々しい歴史をいまに受け継ぐのが、7代目セラー・マスターである“エルヴェ・デシャン”氏。先代のセラーマスターに10年従事し、「エレガントでフローラル、そしてダイヤモンドの様な輝きを放つ、繊細で、上品な味わい」というペリエ・ジュエのスタイルを完璧に継承しました。1993年に現職に就いて以来20年以上、「ペリエ・ジュエ」の伝統を守り続けるとともに、革新を続けています。
こちらの「ペリエ・ジュエ・ブラン・ド・ブラン」は、7代目セラーマスターである“エルヴェ・デシャン”により仕立てられ、2017年、世界に先駆け日本で先行発売された新作シャンパーニュです。メゾンを象徴する品種であり、彼らの代名詞である最高級シャルドネ種を使用し完成させた、類稀なるフィネスとエレガントでフローラルな魅力溢れる、渾身のブラン・ド・ブランです。
使用するのは、「シャンパーニュ」随一の銘醸地である「コート・デ・ブラン」地区の中でも、最も質の高いブドウが栽培されると名高いグラン・クリュ、「クラマン」村と「アヴィーズ」村のシャルドネ種。南南東向きの丘の中腹という理想的な立地は、シャルドネ種の成熟に適しており、白い花のアロマや繊細に立ち上る美しい泡立ちと、気品のあるバランスに優れた味わいをもたらします。そのシャルドネを厳選しブレンドしたのち、少量のリザーヴワインと軽いドサージュを加え、爽やかさ、軽快さ、生命感がはじけるようなワインに仕上げます。
グラスに注ぎますと、ほのかなグリーンを感じさせる淡いゴールドの光を放ち、道のほとりに連なる野の花を思わせる、エルダーベリー、アカシア、ハニーサックルの生き生きとした芳香が柑橘系の香りと絶妙に絡み合います。口に含むとまずフレッシュでキリっとした味わいと爽快感が広がり、「ペリエ・ジュエ」が誇るシャルドネ種の魅力を存分に表現した、ミネラル溢れるはつらつとしたキュヴェに仕上がっています。
既存のクラシック ラインとは異なるクリアボトルは、シャルドネが醸し出す美しいゴールドの輝きをありのままに映します。「ペリエ・ジュエ」の長きに渡る歴史と伝統の詰まった、美しいブラン・ド・ブランを、新年の乾杯に是非、ご堪能下さいませ!!。

(2020.1.01[WED])




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