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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 今月のおすすめワイン 」 

「12月」と言えば「洋食界」最大イベントである“X’mas”のシーズンです・・・そうなると、おすすめワインは「定番」の“シャンパン”の出番となります・・・今月は、その「プレステージ級」として、誰もが知っているシャンパン“ドン・ペリニヨン '00”のおすすめです・・・いつものように“ソムリエ・森下”のご案内で、お楽しみ下さい・・・。


★12月のお勧めボトルワイン

CUVEE DOM PERIGNON '00
キュヴェ ドン ペリニョン

WEB特別価格(10%OFF) \30,000(\34,650)⇒ \27,000(\31,185)

ご予約の際に、お申し付け下さいませ。

シャンパン・メーカーで最大手の「モエ・エ・シャンドン」社がオヴィレールの修道院跡を買い取り、そこに自社工場を作りました。「モエ・エ・シャンドン」社と僧“ドン・ペリニョン”は特に何の関係もないのですが、僧”ドン・ペリニョン“への敬意として「モエ・エ・シャンドン」社が出す最高級品には世に名高い「キュヴェ・ドン・ペリニョン」を冠することとなりました。近年では、「ドン・ペリニョン」醸造最高責任者として“リシャール・ジェフロワ”氏が総指揮を執っており、1997年には、ワインメーカーの最高の栄誉といわれています「スパークリング・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞し、「ドン・ペリニョン」の歴史と味わいの継承者として、その才能を充分に発揮しています。
2009年には、世界で最も尊敬されているワイン評論家とソムリエが、1000以上のブランドのシャンパンについて、ブランドイメージと価格を考慮に入れない厳しいブラインドテースティングを行いました。その結果がシャンパン専門の唯一の国際刊行物で業界での権威が高いことで有名な「ファイン・シャンパン」誌で発表されました。 シャンパンは100点満点で格付けされるのですが、選好課程は非常に厳密で、審査員の評価が4ポイント以上離れた場合はそのシャンパンはテースティングと評価が再度やり直しに成る程で、結果が判定されると、トップ10には多くの高級ブランドが含まれており、「キュヴェ・ドン・ペリニョン’00」は名だたるプレステージ・シャンパンを押しのけ、トップと僅か1ポイント差の2位の栄冠に輝きました。
グラスに注ぐといつまでも持続するとても繊細でクリーミーな泡を持ち、光輝く色合いで、トロピカルフルーツや柑橘系フルーツの香り、ローストしたへーゼルナッツの香り、ハチミツのような甘いアロマが溢れ、口に含むと、強く弾けるようなアタックの後に甘草、ドライジンジャー、その後の洋ナシやマンゴーの味わいには高級感漂うほのかな熟成感もともなっており、シャンパンの王様とも言うべき気品がありありと感じられ、まさに、これからもまだ何年も熟成する事が可能な長期熟成型のシャンパンだと思います。
 「キュヴェ・ドン・ペリニョン」は、ブドウの出来の良い年にしか作られず、瓶詰め後7年の熟成へて初めてこの世に姿をあらわしてくれます。この貴重なプレステージ・シャンパンを是非この機会にお楽しみ下さい。

(2009.12.01)

サンテミリオン - 第一特別級 「 A 」

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久々の“サンテミリオン・両雄”、挙っての入荷情報です・・・現時点で公表されている「格付け」で、僅か「13銘柄」に与えられた「第一特別級」の中でも、特に優秀な為「A級」と呼ばれる「ツートップ」、“シャトー・オーゾンヌ”は「'70」と“シャトー・シュヴァル ブラン”も、同世代の「'75」が、セラーでの「しつけ」も終わって、オンリストとなりました・・・「サンテミリオン」では、約50年前に「格付け」が公式発表されて以来、「10年」ごとに見直されてきましたが、最新の「06年」秋の発表で「降格」を言い渡された数シャトーからの要請で裁判が行われ、ボルドー地方裁判所の下した「格付けの一時停止」と言う判決をもとに、「06年」格付けと「96年」格付けは破棄された為、最終判決が出るまで「公式格付け」は、存在しないと言うのが「サンテミリオン・格付け」の現状のようです・・・。

(2009.10.15)

「 今月のおすすめワイン 」

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「秋の訪れ」と共に、恋しくなるのが“ブルゴーニュ”の赤ワイン・・・今月は、その中でも特に「華やかさ」と「切なさ」が、余計に人恋しくさせる“シャンボール・ミュジニィ”村のワインをおすすめします・・・いつものように「ソムリエ・森下」のコメントで、どうぞ・・・。

★10月のお勧めボトルワイン

CHAMBOLLE MUSIGNY.Les Fuees '03 (Jacques Frederic Mugnier) \22,000 (\25,410)
シャンボール ミュジニー レ フュエ (ジャック フレデリック ミュニレ)

1863年に設立のこのドメーヌは「シャンボール・ミュジニー」村に本拠を構え、同村に「ミュジニー」、「ボンヌ・マール」の2つのグラン・クリュを筆頭に4ヘクタール強の畑を所有しています。2004年ヴィンテージより、以前から“ミュニエ”家の所有だったが、前世紀の初頭、“フェヴレ”家に貸し出されていた「ニュイ・サン・ジョルジュ」村のプルミエ・クリュが戻り、それにより、畑の規模も3倍以上に広がりました。現在の運営は、1985年より“ジャック=フレデリック”の息子“フレデリック”氏が携わっております。
葡萄の栽培においては、化学肥料、除草剤は使用せず、害虫対策にも化学薬品は使用していません、替わりに食虫グモを畑に放すなど、地道な努力を怠らない。収量においてもヴァンダンジュ・ヴェールト(緑色の小さな房の段階で切り落とす作業。残った房に養分を行き渡らせ、より濃縮したぶどう果を収穫するため。)以前に春の剪定でしっかりと芽を切り詰め、収穫においては選果を徹底し、決して遅摘みはしない。培養酵母には頼らず木製の開放の槽で発酵を開始。ピジャージュは1日に5回と多くおこない、色素、構成要素の抽出を図る。熟成に用いる樽はドメーヌで3年以上自然乾燥させ、焼きはごく軽いものを使用。
「シャンボール・ミュジニー」は大きく南北に個性が分けられる、南側は特級畑「ミュジニー」、一級畑「アムルーズ」が代表されるとおり、気高くも流麗、しみ入るような細かいタンニン、ピュアな赤い果実のイメージに対し、北側は特級畑「ボンヌ・マール」が表現するように、おおらかでパワフル、圧倒的な質感、比較的黒い果実のイメージが目立ちます。今月ご紹介の「シャンボール・ミュジニー・レ・フュエ’03」は、後者の特級畑「ボンヌ・マール」に隣接するポテンシャルの高い一級畑ですが、わずか0.71haの所有で年産は1500本から3500本といわれています。バラ、プルーン、ラズベリージャム、土、黒いスパイス、ヴァニラのねっとりとした重めの香り。ふくよかで力強く、口に含むと濃い甘さと少し粗いパワフルなタンニンがブワッと広がるあたり、いかにも「モレ・サン・ドニ」村側の「シャンボール・ミュジニー」の個性。高いアルコールに支えられ、ひとつひとつの要素が大きくシルキーに整った質感と破綻なく長く続く味わい非常に素晴らしいです。
今月は、是非「シャンボール・ミュジニー」をお楽しみ下さい!!。

(2009.10.01)

CHATEAU DE FONSALETTE ’04

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「 WINE & DINE 」のコーナーの「美山産 鹿肉」とのマリアージュでご案内しました“ジゴンダス”も、すぐに「残り一本」と言うところで、これもまた「レア‐物」の“コート デュ ローヌ”に引き継がれました・・・先行の「ジゴンダス」の造り手“シャトー ド ボーカステル(ジャン ピエール ペラン氏)”の本拠地“シャトーヌフ デュ パプ”で、双璧を成す名醸造家“シャトー ラヤス”の今は亡き“ジャック・レイノー”氏が手掛けた「別蔵」が、写真の“シャトー ド フォンサレット”で、本家“シャトー ラヤス”と同じように仕上げた「グランヴァン」です・・・こちらは「グルナッシュ50%・サンソー30%・シラー20%」の「アッサンブラージュ」で、驚くことに、その「トップノーズ」は、料理に使っている「山桃のピューレ」と「ベリー」の香りが、いきなりの「マリアージュ」を楽しませてくれます・・・どうぞ、一度、ご賞味下さい・・・。

(2009.09.15)

「 今月のおすすめワイン 」

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例年でしたら「床営業」の間は、まだまだ“シャンパン””白ワイン”のおすすめ・・・の時分ですが、かなり早い「秋の気配」の訪れに、今月は“ブルゴ-ニュ・赤ワイン”のおすすめです・・・いつものように「ソムリエ・森下」のコメントでどうぞ。お楽しみ下さい・・・。

★9月のお勧めボトルワイン

NUITS ST-GEORGES.Les Chaignots '03 (Robert Chevillon) \16,000 (\18,480)
ニュイ サン ジョルジュ レ シェニョ (ロベール シェヴィヨン)
NUITS ST-GEORGES.Les Bousselots '03 (Robert Chevillon) \16,000 (\18,480)
ニュイ サン ジョルジュ レ ブースロ (ロベール シェヴィヨン)

代々「ニュイ・サン・ジョルジュ」村に本拠を構え、「ヴォーヌ・ロマネ」村側から「プレモー」村までの代表的なプルミエ・クリュを計8区画、8haにわたって所有し、「ニュイ・サン・ジョルジュ」村のテロワールを体得するにはうってつけといえるのが、この「ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨン」で、まさに「ニュイ・サン・ジョルジュ」村に特化したドメーヌといえます。 およそ300haの広さがある「ニュイ・サン・ジョルジュ」村は、「コート・ド・ニュイ」で「ジュヴレ・シャンベルタン」村に次ぐ大きなアペラシオン。その全体は「ニュイ・サン・ジョルジュ」村に広がる「ムザン」川の扇状地により、「ヴォーヌ・ロマネ」村側と「プレモー」村側に大きく分けられ、ワインの風味、味わいともにしっかりと異なります。広さ13haのドメーヌの名声を高め、率いてきた“ロベール”氏も現在では引退し、息子の“ベルトラン”氏が運営し、ぶどう樹の栽培はリュット・レゾネでおこなわれ、ヴァンダンジュ・ヴェールトなどでしっかりと収量を抑えています。つくりでは、新樽は3分の1程度と多くは用いません、生まれるのは濃いめの色調の、滑らかで味わい深い、うまみ十分な赤ワインです。
 今月のおすすめにご用意させていただいた一級畑「レ・シェニョ」と「レ・ブースロ」は「ヴォーヌ・ロマネ」村側に位置し、やはり、濃い目の色調で、香りは濃厚で、驚くほどの芳香を放ちます。とても暑さを伴った2003年のフランスを容易にイメージできます。口に含みますと、酸は実に穏やかで滑らかな舌触り、「ヴォーヌ・ロマネ」を思わせる肉厚でエレガントな果実味はジャムのようで、それにうまく混ざり合ったミネラル感がワインに奥行きと深みを与えています。
今月は、是非「テロワール」を感じ、「テロワール」をお楽しみくださいませ!!。

(2009.09.01)

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