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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 Le Beaujolais nouveau est arrive ! 」

ヌーヴォー

もう、昔ほどは騒がなくなった「ボジョレー・ヌーヴォー」が入荷しました・・・年毎の前年割れの様子です。当店が扱う「ヌーヴォー」は、かれこれ「25年程」のお付き合いになりますか・・・“ジョセフ・ドゥルーアン”社の一つ格上「ボジョレー・ヴィラージュ」のヌーヴォーです・・・ここは「ヌーヴォー(新酒)」とは言わずに、敢えて「プリムール(初物、旬)」と表記してます・・・「“旬”は、健康の為に食す”、又、年明けも近いんで“いい年になろうね!”って想いを馳せて口にするのが「ヌーヴォー」の楽しみ方です・・・“そんなぁ、ヌーヴォーなんか”と、そうおっしゃらずに、デパートの「試飲コーナー」でもいいですから、一杯くらいは口をお付け下さい・・・。

(2018.11.15[THU])

「 今月のおすすめワイン 」

クロード・ヂュガ

★11月のお勧めボトルワイン

GEVREY CHAMBERTIN '13 (Claude Dugat) 23,000
ジュヴレィ シャンベルタン (クロード デュガ)

「ブルゴーニュ・ルージュ」が村名「ジュヴレ・シャンベルタン」、村名「ジュヴレ・シャンベルタン」が1級畑。ブラインドで試飲すれば、どのワインもワンランク上のアペラシオンと間違えんばかりの充実感。それほど秀逸なワインを造ってしまうのが「クロード・デュガ」なのです。所有する畑は6ha余り。そのうち1.5haは「ブルゴーニュ・ルージュ」が占めるので村名以上はわずか4.5haにすぎません。
クローンのせいか毎年ブドウの実はすこぶる小さい上、徹底的な選果をするため生産量はきわめて少ない。おのずと需給バランスは狂い、市場で見つけるのは従兄弟のデュガ・ピィ同様、大変困難を極めます。
とりわけ特級の「グリオット・シャンベルタン」と「シャペル・シャンベルタン」の少なさといったら、「ジョルジュ・ルーミエ」の「ミュジニー」や「ルフレーヴ」の「モンラッシェ」並みとなっております。
「グリオット」には0.25haの面積を所有しておりますが、恵まれた年でせいぜい2樽しか造ることができず、2010年と2011年は1樽半しか出来ませんでした。
0.14haの「シャペル」はさらに希少で、1樽しか出来ない上に、「デュガ」が折半耕作している畑のため、半分を地主に渡さなければならないのです。(ちなみにこの「シャペル」、地主に渡すのは収穫したブドウではなく、瓶詰めまで済んだワインだとか)
「クロード・デュガ」のセラーは「セリエ・デ・ディーム」と呼ばれ、中世に教会が村人から取り立てた年貢を納めていた場所で、教会の真向かいに位置する屋敷はおもに13世紀の建築になります。
“クロード”は1956年生まれで、その父“モーリス”も健在。“モーリス”の時代は出来上がったワインはほとんど全量、ネゴシアンに桶売りしていました。ドメーヌ元詰めは“クロード”が1982年頃から少しづつ始め、1993年からは全量元詰めとなりました。彼には2人の娘と1人の息子がいて、現在、長女の“レティシア”と長男の“ベルトラン”がブドウ栽培やワイン造りに従事しており、2002年にはこのふたりが主導して小さなネゴシアンビジネスも始めたとか。
ワイン造りで特徴的なのは、今や一般的な発酵前の低温マセレーションを一切行わないこと。色調もしっかり、フレーバーも華やかなワインなのに意外です。そればかりか発酵中の温度管理もマロラクティック発酵の分析もせずにあれだけ素晴らしいワインを造ってしまうのだから、やはりただ者ではない。「ブドウの出来がすべて」と語る人は数多いですが、「クロード・デュガ」ほどその言葉に真実味のある造り手はいないのではないでしょうか。
アペラシオンの各地に分散した、12の異なるクリマがアッサンブラージュされる、「クロード・デュガ」の村名「ジュヴレ・シャンベルタン」が今月のおすすめボトルワインでございます。果実味の集中度、構成の緻密さは凡百な村名「ジュヴレ・シャンベルタン」の比ではなく、まさに1級の価値があるのではないでしょうか。醸造所では極力人の手の介入を省き、その反面、ブドウ畑では過剰なまでの手間をかける。他の造り手より収穫を遅らせるでもなく、これだけの凝縮感を得るのは並大抵のことではございません。是非、抜きんでたトップドメーヌの実力の程をご堪能下さいませ!!!。

(2018.11.01[THU])

「 今月のおすすめワイン 」

今月のおすすめワイン

★9月のお勧めボトルワイン

NUITS ST GEORGES.Les Hauts Pruliers '09 (Danirl Rion) 23,000
ニュイ サン ジョルジュ レ オー プリュリエ (ダニエル リオン)

1955年に“ダニエル・リオン”により創設。僅か2haから始まった小さな蔵でしたが、その後新しい醸造所の設立や畑の買い足しを経て「ヴォーヌ・ロマネ」、「シャンボール・ミュジニー」、「ニュイ・サン・ジョルジュ」に今では合計18haの畑を持つまでに。1970年代後半に“パトリス”、“クリストフ”、“オリヴィエ”の3人の息子が家業に加わり、現在では娘の“パスカル”も販売担当として加わっています。各アペラシオンから作られるワインは、非常に細かく柔らかいタンニンと甘い果実味が豊富であり、表情豊かで外交的かつ誘惑的なアロマを放つスタイルです。
ほとんどのブドウが樹齢40年に達する所有畑では土壌成分を分析し必要な成分を考えて有機肥料が用いられ、急斜面の畑が多く土の流出を防ぐため除草剤の使用も極力控えられています。ブドウ栽培にあたり糖・酸・タンニンのバランスを重要視しており、品質に見合った収穫量に抑えることに留意。醸造は伝統的でありながらもワイナリーでの作業中にワインに負担をかけないよう、重力システムを採用する等、近代的な設備を持っています。
また地下セラーにも温度管理設備を持ち、出荷に関しては、定温トラックを使いながらも夏のリスクを避けるため秋まで出荷をしない等、温度管理に大変気を使っています。当然、蔵出しされる豊富なバックヴィンテージも最良の状態で管理されたものです。
黒ブドウは完全除梗。数日間マセラシオンを行った後、開放型のステンレスタンクにて温度管理をしながらアルコール発酵。良質な色調とタンニンを得るため、ルモンタージュとピジャージュは毎日行います。発酵後は澱引きし、素早くそして優しく空気圧でプレスして、熟成のため、バリックに移します。ワインやヴィンテージによって異なりますが、樽熟成には15-18ヶ月を要し、新樽率は30~80%(ヴィラージュとプルミエ:50%、グランクリュ:80%)。
濃厚なルビー色、艶めかしい熟れた果実の香りが印象的で、ソヴァージュな香りも身に纏い始めております。非常に男性的な味わい、やはりミネラル感がしっかりと存在し、「ニュイらしい重厚さ」が特徴で、口の中で横へ広がる豊満な味わいが印象的です。程良い熟成を経て、クリマならではのコク深さを是非ご堪能下さいませ!!。

(2018.9.01[SAT])

「 今月のおすすめワイン 」

エスモナン

★10月のお勧めボトルワイン

GEVREY CHAMBERTIN.Lavaux St Jacques '09 (Frederic Esmonin) 25,000
ジュヴレィ シャンベルタン ラヴォー サン ジャック (フレデリック エスモナン)

当主は“フレデリック・エスモナン”ですが、足の悪い“フレデリック”に代わり、「オスピス・ド・ボーヌ」で栽培や醸造に従事していた父の“アンドレ”がワイン造りをとりしきっております。
“アンドレ”の兄は“ミシェル”であり、つまり「フレデリック・エスモナン」と「シルヴィー・エスモナン」は従兄妹同士のドメーヌというわけになります。
“アンドレ”がドメーヌを立ち上げたのは70年代ですが、ワインは全量、「ルイ・ジャド」や「ジョゼフ・ドルーアン」、「ルロワ」などのネゴシアンに桶売りしていました。1988年に“フレデリック”の代になって、ようやくドメーヌ元詰めを始めたというわけです。
現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わった「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」(畑はコンブランシアン)を例外として、「ジュヴレィ・シャンベルタン」に特化したドメーヌといえます。特級は「マジ・シャンベルタン」と「リュショット・シャンベルタン」に区画をもっています。
以前は「グリオット・シャンベルタン」も手がけていましたが、メタイヤージュ(折半耕作)の期限が切れ、手放してしまったのが残念です。
一級畑は「エストゥルネル・サン・ジャック」、「ラヴォー・サン・ジャック」、「シャンポネ」とよいクリマを揃え、村名「ジュヴレィ・シャンベルタン」のヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年の木からなるということです。
造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月ですが、新樽率は一級以上で100%、「ジュヴレィ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」が40%。村名は10〜15%。
今回ご紹介の「ジュヴレィ・シャンベルタン・ラヴォー・サン・ジャック」は一級畑の中でも、「クロ・サン・ジャック」や「コンブ・オー・モワンヌ」等と並び、特級にも匹敵すると評される偉大な畑です。「コンブ・ド・ラヴォー」(ラヴォーの谷)の入り口にある1級畑で、南向きで日照量が多いものの、谷から吹く風により気温が抑えられ、冷涼な気候を生かした引き締まった味わいのバランスに優れた深みのあるワインが生れます。
輝きのあるルビー色。ラズベリー、赤スグリなど赤い果実を主体にダークチェリーなど黒い果実も、そこにモカやビターチョコレート、燻製した肉の香りも少々加わります。タイトで締まりがあり、中盤からアフターにかけてミネラル感が増幅され、密度が高い果実味がしっかりと口中に広がります。アフターには僅かにキャンディのニュアンスを含む余韻が長く続きます。「ジュブレィ・シャンベルタン」に特化した「フレデリック・エスモナン」の実力を是非、ご堪能くださいませ!!!。

「 今月のおすすめワイン 」

マルサネ

★9月のお勧めボトルワイン

MARSANNAY.Les Longeroies '10 (Denis Mortet) 16,000
マルサネ レ ロンジュロワ (ドゥニ モルテ)

今日、ドメーヌを運営するのは故“ドゥニ・モルテ”の長男“アルノー・モルテ”。2006年、24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなりました。専門学校を中退し、「メオ・カミュゼ」と「ドメーヌ・ルフレーヴ」で研修。13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたそうだが、2000年以降、フルタイムで働いているそう。「ドメーヌ・ルフレーヴ」で研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったためで、「ルフレーヴ」で働いた結果、ビオディナミの難しさを理解したとか。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられています。
“ドゥニ”時代のドメーヌのワインは、いかにも「ジュヴレ・シャンベルタン」らしい、強い抽出と凝縮感をもつワインでありました。しかし、息子の“アルノー”は、抽出が強過ぎるのではないかと父の造るワインに疑問を抱き、2000年にそれを訴えて以降、ピジャージュの頻度を減らすようになったとか。
醸造法は、原則として完全除梗(2009年のような暑い年は半分くらい全房を含める)のうえ、低温マセレーション。発酵容器はコンクリートタンクを使います。1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュ。新樽率も父の時代と変わり、以前はほぼ100%新樽熟成でしたが、現在は村名「ジュヴレ・シャンベルタン」で60〜70%まで下げています。熟成期間は18ヶ月。
かつて5つの区画名入り「ジュヴレ・シャンベルタン」を造っていた「ドゥニ・モルテ」だが、その後、それらをひとつにまとめた「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」に集約。それを今度は以下の3つのキュヴェに整理しました。
「アン・マトロ」と「オー・ヴェレ」を中心とするノーマルの村名「ジュヴレ・シャンベルタン」。「コンブ・デュ・デゥシュ」と「アン・ドゥレ」を中心に樹齢70〜80年の古木を用いて造られる「ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。それに1級「シャンポー」に隣接した、小石の多い樹齢70年の区画、「アン・シャン」のみから造られる、唯一の区画名付き村名「ジュヴレ・シャンベルタン・アン・シャン」です。
“アルノー”の時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確かです。また、近年、“アルノー・モルテ”が力を入れているのが「ジュヴレ・シャンベルタン」よりも北のアペラシオン、「マルサネ」や「フィサン」など「コート・ド・ニュイ」北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。
そこで、今月おすすめさせて頂くワインに、「マルサネ・レ・ロンジュロワ2010年」を上げてみました。「ロンジュロワ」は間違いなく「マルサネ」で1、2を争う上質クリマです。「ドニ・モルテ」が所有する「マルサネ・レ・ロンジュロワ」の畑は約1ha。現在「マルサネ」には1級畑が無いのですが、いくつかの畑が1級昇格の申請中をしています。
古いフランス語で「溝」を意味する名前の付いたこの畑は、マルサネの丘の中腹部、沢山の石灰岩で構成される深い土壌で南向きの斜面に位置しています。どちらかというと軽くなりがちの「マルサネ」ですが、こちらの「レ・ロンジュロワ」は果実の凝縮感とミネラル、酸味とのバランスに優れているのが特徴で、早くもリキュールのような熟成感も感じ取れます。ダークチェリーのアロマが華やかに香り、タンニンは早いうちから溶け込み、かつ、緻密、風味豊かな味わいは頭一つ抜きんでた様相です。
偉大な父に並び、いえ、現在超えたとも言われています“アルノー・モルテ”のワイン!これは、間違いなく、あっという間に完売します。是非、お楽しみくださいませ!!!。

(2017.9.01[FRI])

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