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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 Le Beaujolais nouveau est arrive ! 」

ボジョレー

もう、昔ほどは騒がなくなった「ボジョレー・ヌーヴォー」が入荷しました・・・年毎の前年割れの様子です。当店が扱う「ヌーヴォー」は、かれこれ「25年程」のお付き合いになりますか・・・“ジョセフ・ドゥルーアン”社の一つ格上「ボジョレー・ヴィラージュ」のヌーヴォーです・・・ここは「ヌーヴォー(新酒)」とは言わずに、敢えて「プリムール(初物、旬)」と表記してます・・・「“旬”は、健康の為に食す”、又、年明けも近いんで“いい年になろうね!”って想いを馳せて口にするのが「ヌーヴォー」の楽しみ方です・・・“そんなぁ、ヌーヴォーなんか”と、そうおっしゃらずに、デパートの「試飲コーナー」もいいですから、一杯くらいは口をお付け下さい・・・。

(2017.11.16[THU])

「 今月のおすすめワイン 」

トロロン・モンド

★11月のお勧めボトルワイン

CHATEAU TROPLONG MONDOT '88 ¥ 30,000
シャトー トロロン モンド

「サン・テミリオン」地区の格付けでトップに君臨する、第1特別級AとB。第1特別級Aは「シャトー・シュヴァル・ブラン」と「シャトー・オーゾンヌ」を始め4つのシャトーしか存在しません。(あと2つはわかりますか?)それに続く形で14のシャトーが第1特別級Bとして名を連ねます。「サン・テミリオン」地区の格付けの特徴として格付け改定が行われる点です。最近では2012年に改定が行われました。「シャトー・トロロン・モンド」は2006年の改定時に「グラン・クリュ・クラッセ」から第1特別級Bに昇格しています。
「シャトー・トロロン・モンド」は前当主“クリスティーヌ・ヴァレット”氏(実はガンで闘病されてましたが2014年になくなられ、2017年パリに本拠を置く保険企業グループ「スコール」(Scor)が買収)が父親からシャトーを受け継ぎ、1980年代から品質が飛躍的に向上しました。1980年代半ばには、醸造コンサルタントに“ミシェル・ロラン”氏を招き入れ、偉大な1990年で評価を不動にしました。その頃から、「サン・テミリオンの第一特別級に格上げされるべき」、「メドックの二級に相当する品質」などと言われてきました。そうした評価を受け続けていたものの、1996年の改定の時は昇格最有力候補に留まりました。しかしブドウの完熟を待って可能な限り摘み取りを遅くしたり、グリーン・ハーヴェストをして収穫量を抑えたり、新樽比率の引き上げ(約70%)を行うなど巨額な投資を行い、そうした努力が実り、ようやく2006年に第一特別級Bに昇格を果たしたのです。
80%のメルロー種と各10%のカベルネ・フラン種、カベルネ・ソーヴィニョン種。黒に近いガーネット色で粘性は高い。熟したブラックベリー、ドライプルーンの果実味。黒砂糖の様な甘い香りも伴う。そして枯葉や腐葉土の熟成起因の要素と共に、モカ、タバコ、アーモンド、燻製肉の様なロースト香。そして花のような香り。リコリス、バニラなどのハーブやスパイスの香りもほのかに感じられます。全体的な印象としては、甘く、広がりのある風味に見事に融合したタンニンや酸、メルロー種の比率が高いことから濃厚でパワフルな果実味が際立っている様に思えます。
今回ご紹介の「シャトー・トロロン・モンド1988年」はカリスマ当主“クリスティーヌ・ヴァレット”氏に代替りし、“ミシェル・ロラン”氏とタッグを組んで初めて成功を収めた貴重なヴィンテージで、それが足掛かりとなって、世にシャトーを知らしめた1990年ヴィンテージにつながってゆきます。サクセスストーリーの始まりを是非、ご堪能くださいませ!!!。

(2017.11.01[WED])


「 今月のおすすめワイン 」

エスモナン

★10月のお勧めボトルワイン

GEVREY CHAMBERTIN.Lavaux St Jacques '09 (Frederic Esmonin) 25,000
ジュヴレィ シャンベルタン ラヴォー サン ジャック (フレデリック エスモナン)

当主は“フレデリック・エスモナン”ですが、足の悪い“フレデリック”に代わり、「オスピス・ド・ボーヌ」で栽培や醸造に従事していた父の“アンドレ”がワイン造りをとりしきっております。
“アンドレ”の兄は“ミシェル”であり、つまり「フレデリック・エスモナン」と「シルヴィー・エスモナン」は従兄妹同士のドメーヌというわけになります。
“アンドレ”がドメーヌを立ち上げたのは70年代ですが、ワインは全量、「ルイ・ジャド」や「ジョゼフ・ドルーアン」、「ルロワ」などのネゴシアンに桶売りしていました。1988年に“フレデリック”の代になって、ようやくドメーヌ元詰めを始めたというわけです。
現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わった「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」(畑はコンブランシアン)を例外として、「ジュヴレィ・シャンベルタン」に特化したドメーヌといえます。特級は「マジ・シャンベルタン」と「リュショット・シャンベルタン」に区画をもっています。
以前は「グリオット・シャンベルタン」も手がけていましたが、メタイヤージュ(折半耕作)の期限が切れ、手放してしまったのが残念です。
一級畑は「エストゥルネル・サン・ジャック」、「ラヴォー・サン・ジャック」、「シャンポネ」とよいクリマを揃え、村名「ジュヴレィ・シャンベルタン」のヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年の木からなるということです。
造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月ですが、新樽率は一級以上で100%、「ジュヴレィ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」が40%。村名は10〜15%。
今回ご紹介の「ジュヴレィ・シャンベルタン・ラヴォー・サン・ジャック」は一級畑の中でも、「クロ・サン・ジャック」や「コンブ・オー・モワンヌ」等と並び、特級にも匹敵すると評される偉大な畑です。「コンブ・ド・ラヴォー」(ラヴォーの谷)の入り口にある1級畑で、南向きで日照量が多いものの、谷から吹く風により気温が抑えられ、冷涼な気候を生かした引き締まった味わいのバランスに優れた深みのあるワインが生れます。
輝きのあるルビー色。ラズベリー、赤スグリなど赤い果実を主体にダークチェリーなど黒い果実も、そこにモカやビターチョコレート、燻製した肉の香りも少々加わります。タイトで締まりがあり、中盤からアフターにかけてミネラル感が増幅され、密度が高い果実味がしっかりと口中に広がります。アフターには僅かにキャンディのニュアンスを含む余韻が長く続きます。「ジュブレィ・シャンベルタン」に特化した「フレデリック・エスモナン」の実力を是非、ご堪能くださいませ!!!。

「 今月のおすすめワイン 」

マルサネ

★9月のお勧めボトルワイン

MARSANNAY.Les Longeroies '10 (Denis Mortet) 16,000
マルサネ レ ロンジュロワ (ドゥニ モルテ)

今日、ドメーヌを運営するのは故“ドゥニ・モルテ”の長男“アルノー・モルテ”。2006年、24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなりました。専門学校を中退し、「メオ・カミュゼ」と「ドメーヌ・ルフレーヴ」で研修。13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたそうだが、2000年以降、フルタイムで働いているそう。「ドメーヌ・ルフレーヴ」で研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったためで、「ルフレーヴ」で働いた結果、ビオディナミの難しさを理解したとか。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられています。
“ドゥニ”時代のドメーヌのワインは、いかにも「ジュヴレ・シャンベルタン」らしい、強い抽出と凝縮感をもつワインでありました。しかし、息子の“アルノー”は、抽出が強過ぎるのではないかと父の造るワインに疑問を抱き、2000年にそれを訴えて以降、ピジャージュの頻度を減らすようになったとか。
醸造法は、原則として完全除梗(2009年のような暑い年は半分くらい全房を含める)のうえ、低温マセレーション。発酵容器はコンクリートタンクを使います。1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュ。新樽率も父の時代と変わり、以前はほぼ100%新樽熟成でしたが、現在は村名「ジュヴレ・シャンベルタン」で60〜70%まで下げています。熟成期間は18ヶ月。
かつて5つの区画名入り「ジュヴレ・シャンベルタン」を造っていた「ドゥニ・モルテ」だが、その後、それらをひとつにまとめた「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」に集約。それを今度は以下の3つのキュヴェに整理しました。
「アン・マトロ」と「オー・ヴェレ」を中心とするノーマルの村名「ジュヴレ・シャンベルタン」。「コンブ・デュ・デゥシュ」と「アン・ドゥレ」を中心に樹齢70〜80年の古木を用いて造られる「ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。それに1級「シャンポー」に隣接した、小石の多い樹齢70年の区画、「アン・シャン」のみから造られる、唯一の区画名付き村名「ジュヴレ・シャンベルタン・アン・シャン」です。
“アルノー”の時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確かです。また、近年、“アルノー・モルテ”が力を入れているのが「ジュヴレ・シャンベルタン」よりも北のアペラシオン、「マルサネ」や「フィサン」など「コート・ド・ニュイ」北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。
そこで、今月おすすめさせて頂くワインに、「マルサネ・レ・ロンジュロワ2010年」を上げてみました。「ロンジュロワ」は間違いなく「マルサネ」で1、2を争う上質クリマです。「ドニ・モルテ」が所有する「マルサネ・レ・ロンジュロワ」の畑は約1ha。現在「マルサネ」には1級畑が無いのですが、いくつかの畑が1級昇格の申請中をしています。
古いフランス語で「溝」を意味する名前の付いたこの畑は、マルサネの丘の中腹部、沢山の石灰岩で構成される深い土壌で南向きの斜面に位置しています。どちらかというと軽くなりがちの「マルサネ」ですが、こちらの「レ・ロンジュロワ」は果実の凝縮感とミネラル、酸味とのバランスに優れているのが特徴で、早くもリキュールのような熟成感も感じ取れます。ダークチェリーのアロマが華やかに香り、タンニンは早いうちから溶け込み、かつ、緻密、風味豊かな味わいは頭一つ抜きんでた様相です。
偉大な父に並び、いえ、現在超えたとも言われています“アルノー・モルテ”のワイン!これは、間違いなく、あっという間に完売します。是非、お楽しみくださいませ!!!。

(2017.9.01[FRI])

「 今月のおすすめワイン 」

ドラモット

★8月のお勧めボトルワイン

DELAMOTTE Blanc de Blanc  ¥ 14,000
ドラモット ブラン ド ブラン


「ドラモット」は1760年創業のシャンパーニュ・メゾン。創業者“フランソワ・ドラモット”の長男“ニコラ・ルイ”は「マルタ」騎士団のシュヴァリエ(騎士)であり、1824年に「アルトワ」伯“シャルル・フィリップ”が国王“シャルル10世”として即位した際には、商事裁判所長官として参列し、「レジオン・ドヌール」勲章を受けています。
今日の「ドゥラモット」は、その拠点を「コート・デ・ブラン」のグラン・クリュのひとつ、「ル・メニル・シュール・オジェ」村に置き、あの幻のシャンパーニュ、「サロン」の姉妹メゾンという位置づけを担っています。「サロン」はご存知のとおり、単一品種、単一クリュ、単一収穫年のシャンパーニュのみを生産し、この100年間にリリースされたのはわずか30数ヴィンテージにすぎません。では「サロン」が造られない年、そのブドウはどうなるのかといえば、この「ドラモット」のために使われるのです。
ラインナップは「ブリュットNV」、「ブラン・ド・ブランNV」、「ブラン・ド・ブラン・ミレジメ」、「ロゼNV」の4アイテム。
「ル・メニル・シュール・オジェ」をはじめ「コート・デ・ブラン」のグラン・クリュで収穫されたシャルドネ種の、ピュアな風味がメゾンのアイデンティとなります。
今回ご紹介の「ブラン・ド・ブランNV」は「ル・メニル・シュール・オジェ」(「最もミネラル感があり硬い」ワインが生まれます)、「オジェ」(少しソフトで、肉付きのあるフルーツのニュアンス、エレガントでソフト、そして触感のちがいが「ル・メニル・シュール・オジェ」と比べると明らかで、ル・メニルの強いミネラル感を和らげるのに必要とされます)、「アヴィーズ」(スモーキーさが感じられ、より豊かでリッチな側面)の3つの村のシャルドネ種を約3分の1ずつブレンド。瓶熟成期間は「ブリュットNV」でさえ30〜36ヶ月と長く、「ブラン・ド・ブランNV」では4〜5年も澱と共に寝かされてからリリースされます。
高品質(例外なしにすべてがグラン・クリュからのもの)のシャルドネ種が純粋さを引き出し、ふくよかさや繊細さ、適度なミネラリティを備えた驚くべきブラン・ド・ブランに仕上げられています。
フル・ボディーで色は輝く黄金色、フィネスとミネラルは躍動的に感じられ、バラのアロマに牽引されたレモンのようなフレーバーが広がり、ジンジャーなど奥行きの深さを感じます。フローラルな香りとシルクのような喉ごし。フィニッシュには焼きたてのパンやビスケットなど、香ばしいニュアンスが漂います。
 鶉亭ではもう超が付くほどの定番アイテムとなっております「ブラン・ド・ブランNV」、8月の暑気払いとして、お食事会のスターターに是非、御指名くださいませ!!!。

(2017.8.01[TUE])

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