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メゾンドヴァン鶉亭

Author:メゾンドヴァン鶉亭
京都鴨川のワインダイニングです

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「 今月のおすすめワイン 」

エスモナン

★10月のお勧めボトルワイン

GEVREY CHAMBERTIN.Lavaux St Jacques '09 (Frederic Esmonin) 25,000
ジュヴレィ シャンベルタン ラヴォー サン ジャック (フレデリック エスモナン)

当主は“フレデリック・エスモナン”ですが、足の悪い“フレデリック”に代わり、「オスピス・ド・ボーヌ」で栽培や醸造に従事していた父の“アンドレ”がワイン造りをとりしきっております。
“アンドレ”の兄は“ミシェル”であり、つまり「フレデリック・エスモナン」と「シルヴィー・エスモナン」は従兄妹同士のドメーヌというわけになります。
“アンドレ”がドメーヌを立ち上げたのは70年代ですが、ワインは全量、「ルイ・ジャド」や「ジョゼフ・ドルーアン」、「ルロワ」などのネゴシアンに桶売りしていました。1988年に“フレデリック”の代になって、ようやくドメーヌ元詰めを始めたというわけです。
現在、ドメーヌの規模は5.26ha。2010年ヴィンテージから加わった「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」(畑はコンブランシアン)を例外として、「ジュヴレィ・シャンベルタン」に特化したドメーヌといえます。特級は「マジ・シャンベルタン」と「リュショット・シャンベルタン」に区画をもっています。
以前は「グリオット・シャンベルタン」も手がけていましたが、メタイヤージュ(折半耕作)の期限が切れ、手放してしまったのが残念です。
一級畑は「エストゥルネル・サン・ジャック」、「ラヴォー・サン・ジャック」、「シャンポネ」とよいクリマを揃え、村名「ジュヴレィ・シャンベルタン」のヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年の木からなるということです。
造りは100%除梗。低温マセレーションを4日ほど行い、最高32度の温度で2週間の発酵。樽熟成期間は14ヶ月ですが、新樽率は一級以上で100%、「ジュヴレィ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」が40%。村名は10〜15%。
今回ご紹介の「ジュヴレィ・シャンベルタン・ラヴォー・サン・ジャック」は一級畑の中でも、「クロ・サン・ジャック」や「コンブ・オー・モワンヌ」等と並び、特級にも匹敵すると評される偉大な畑です。「コンブ・ド・ラヴォー」(ラヴォーの谷)の入り口にある1級畑で、南向きで日照量が多いものの、谷から吹く風により気温が抑えられ、冷涼な気候を生かした引き締まった味わいのバランスに優れた深みのあるワインが生れます。
輝きのあるルビー色。ラズベリー、赤スグリなど赤い果実を主体にダークチェリーなど黒い果実も、そこにモカやビターチョコレート、燻製した肉の香りも少々加わります。タイトで締まりがあり、中盤からアフターにかけてミネラル感が増幅され、密度が高い果実味がしっかりと口中に広がります。アフターには僅かにキャンディのニュアンスを含む余韻が長く続きます。「ジュブレィ・シャンベルタン」に特化した「フレデリック・エスモナン」の実力を是非、ご堪能くださいませ!!!。

「 今月のおすすめワイン 」

マルサネ

★9月のお勧めボトルワイン

MARSANNAY.Les Longeroies '10 (Denis Mortet) 16,000
マルサネ レ ロンジュロワ (ドゥニ モルテ)

今日、ドメーヌを運営するのは故“ドゥニ・モルテ”の長男“アルノー・モルテ”。2006年、24歳の若さでこの名高いドメーヌの運営を任されることとなりました。専門学校を中退し、「メオ・カミュゼ」と「ドメーヌ・ルフレーヴ」で研修。13歳の頃からすでに父の手伝いをさせられていたそうだが、2000年以降、フルタイムで働いているそう。「ドメーヌ・ルフレーヴ」で研修したのは自身もわずかながら白ワインを手がけ、ビオディナミにも興味があったためで、「ルフレーヴ」で働いた結果、ビオディナミの難しさを理解したとか。今日、11.2haの畑はきわめてビオロジックに近く、化学肥料、殺虫剤、除草剤には頼らない栽培がとられています。
“ドゥニ”時代のドメーヌのワインは、いかにも「ジュヴレ・シャンベルタン」らしい、強い抽出と凝縮感をもつワインでありました。しかし、息子の“アルノー”は、抽出が強過ぎるのではないかと父の造るワインに疑問を抱き、2000年にそれを訴えて以降、ピジャージュの頻度を減らすようになったとか。
醸造法は、原則として完全除梗(2009年のような暑い年は半分くらい全房を含める)のうえ、低温マセレーション。発酵容器はコンクリートタンクを使います。1日1回のルモンタージュと2、3回のピジャージュ。新樽率も父の時代と変わり、以前はほぼ100%新樽熟成でしたが、現在は村名「ジュヴレ・シャンベルタン」で60〜70%まで下げています。熟成期間は18ヶ月。
かつて5つの区画名入り「ジュヴレ・シャンベルタン」を造っていた「ドゥニ・モルテ」だが、その後、それらをひとつにまとめた「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール」に集約。それを今度は以下の3つのキュヴェに整理しました。
「アン・マトロ」と「オー・ヴェレ」を中心とするノーマルの村名「ジュヴレ・シャンベルタン」。「コンブ・デュ・デゥシュ」と「アン・ドゥレ」を中心に樹齢70〜80年の古木を用いて造られる「ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ」。それに1級「シャンポー」に隣接した、小石の多い樹齢70年の区画、「アン・シャン」のみから造られる、唯一の区画名付き村名「ジュヴレ・シャンベルタン・アン・シャン」です。
“アルノー”の時代になり、ワインは力強さと同時にフィネスやエレガンスを備えたものとなり、口当たりはまろやかに、喉越しはスムーズに変化しているのは確かです。また、近年、“アルノー・モルテ”が力を入れているのが「ジュヴレ・シャンベルタン」よりも北のアペラシオン、「マルサネ」や「フィサン」など「コート・ド・ニュイ」北部のアペラシオンに関心を寄せ、この地域の畑を増やしており、それらのワインの品質がすこぶる高い。
そこで、今月おすすめさせて頂くワインに、「マルサネ・レ・ロンジュロワ2010年」を上げてみました。「ロンジュロワ」は間違いなく「マルサネ」で1、2を争う上質クリマです。「ドニ・モルテ」が所有する「マルサネ・レ・ロンジュロワ」の畑は約1ha。現在「マルサネ」には1級畑が無いのですが、いくつかの畑が1級昇格の申請中をしています。
古いフランス語で「溝」を意味する名前の付いたこの畑は、マルサネの丘の中腹部、沢山の石灰岩で構成される深い土壌で南向きの斜面に位置しています。どちらかというと軽くなりがちの「マルサネ」ですが、こちらの「レ・ロンジュロワ」は果実の凝縮感とミネラル、酸味とのバランスに優れているのが特徴で、早くもリキュールのような熟成感も感じ取れます。ダークチェリーのアロマが華やかに香り、タンニンは早いうちから溶け込み、かつ、緻密、風味豊かな味わいは頭一つ抜きんでた様相です。
偉大な父に並び、いえ、現在超えたとも言われています“アルノー・モルテ”のワイン!これは、間違いなく、あっという間に完売します。是非、お楽しみくださいませ!!!。

(2017.9.01[FRI])

「 今月のおすすめワイン 」

ドラモット

★8月のお勧めボトルワイン

DELAMOTTE Blanc de Blanc  ¥ 14,000
ドラモット ブラン ド ブラン


「ドラモット」は1760年創業のシャンパーニュ・メゾン。創業者“フランソワ・ドラモット”の長男“ニコラ・ルイ”は「マルタ」騎士団のシュヴァリエ(騎士)であり、1824年に「アルトワ」伯“シャルル・フィリップ”が国王“シャルル10世”として即位した際には、商事裁判所長官として参列し、「レジオン・ドヌール」勲章を受けています。
今日の「ドゥラモット」は、その拠点を「コート・デ・ブラン」のグラン・クリュのひとつ、「ル・メニル・シュール・オジェ」村に置き、あの幻のシャンパーニュ、「サロン」の姉妹メゾンという位置づけを担っています。「サロン」はご存知のとおり、単一品種、単一クリュ、単一収穫年のシャンパーニュのみを生産し、この100年間にリリースされたのはわずか30数ヴィンテージにすぎません。では「サロン」が造られない年、そのブドウはどうなるのかといえば、この「ドラモット」のために使われるのです。
ラインナップは「ブリュットNV」、「ブラン・ド・ブランNV」、「ブラン・ド・ブラン・ミレジメ」、「ロゼNV」の4アイテム。
「ル・メニル・シュール・オジェ」をはじめ「コート・デ・ブラン」のグラン・クリュで収穫されたシャルドネ種の、ピュアな風味がメゾンのアイデンティとなります。
今回ご紹介の「ブラン・ド・ブランNV」は「ル・メニル・シュール・オジェ」(「最もミネラル感があり硬い」ワインが生まれます)、「オジェ」(少しソフトで、肉付きのあるフルーツのニュアンス、エレガントでソフト、そして触感のちがいが「ル・メニル・シュール・オジェ」と比べると明らかで、ル・メニルの強いミネラル感を和らげるのに必要とされます)、「アヴィーズ」(スモーキーさが感じられ、より豊かでリッチな側面)の3つの村のシャルドネ種を約3分の1ずつブレンド。瓶熟成期間は「ブリュットNV」でさえ30〜36ヶ月と長く、「ブラン・ド・ブランNV」では4〜5年も澱と共に寝かされてからリリースされます。
高品質(例外なしにすべてがグラン・クリュからのもの)のシャルドネ種が純粋さを引き出し、ふくよかさや繊細さ、適度なミネラリティを備えた驚くべきブラン・ド・ブランに仕上げられています。
フル・ボディーで色は輝く黄金色、フィネスとミネラルは躍動的に感じられ、バラのアロマに牽引されたレモンのようなフレーバーが広がり、ジンジャーなど奥行きの深さを感じます。フローラルな香りとシルクのような喉ごし。フィニッシュには焼きたてのパンやビスケットなど、香ばしいニュアンスが漂います。
 鶉亭ではもう超が付くほどの定番アイテムとなっております「ブラン・ド・ブランNV」、8月の暑気払いとして、お食事会のスターターに是非、御指名くださいませ!!!。

(2017.8.01[TUE])

「 今月のおすすめワイン 」

ルシュノー

★7月のお勧めボトルワイン

NUITS ST-GEORGES.Les Damodes '99 (Lecheneaut) 25,000
ニュイ サン ジョルジュ レ ダモド (レシュノー)

“フィリップ”と“ヴァンサン”の“レシュノー”兄弟が運営するこのドメーヌは、1986年創業の若さながら瞬く間に高評価を得て成長しました。
今はなき「モラン」というネゴシアンで働いていた父、“フェルナン”がふたりに残した畑はわずか3ha。それを18アペラシオン(年によって変動あり)、およそ10haの規模にまで拡大させたのです。「ニュイ・サン・ジョルジュ」村を拠点とするドメーヌですが、畑はさまざまな村に点在しています。「マルサネ」村、「ジュヴレ・シャンベルタン」村、「モレ・サン・ドニ」村、「シャンボール・ミュジニー」村、「ヴォーヌ・ロマネ」村、「ニュイ・サン・ジョルジュ」村、「ショレイ・レ・ボーヌ」村……、そして「オート・コート」にも。
ブドウ栽培は事実上のビオロジックで、いくつかビオディナミ的な調合物も使っています。しかし、認証を得るつもりはまったくないようです。
醸造方法をみると、原則的に100%除梗ですがヴィンテージとクリマによってはいくらか梗を残します。10〜12度の低温マセレーションを4、5日続けた後、自然にアルコール発酵。トータルで3週間のキュヴェゾンを行います。その後、およそ16ヶ月の樽熟成。村名ワインでも新樽率は50%と比較的高く、「ニュイ・サン・ジョルジュ」村を例にとると1級「レ・ダモド」は70%、「プリュリエ」は100%に上がります。これだけ高い新樽率も、ワインの凝縮度に自信があるからにほかならないのです。
畑の地質は、茶褐色の石灰土壌、砂利、シルト粘土、白ウーライトが起源で凍結・解氷と科学的な風土によりできた赤みがかった礫などに、天候によって発展した「羊の頭」と呼ばれるチョーク石灰岩の岩が結び付いています。
これらの巨礫はピンク色の石灰岩の上に横たわり、チャート(珪質堆積岩)の平地と伴ってプレモ―と呼ばれています。
「レ・ダモド」は、「ヴォーヌ・ロマネ」村に接した北端にあります。その先にある「ヴォーヌ・ロマネ」村の畑も同じように「レ・ダモド」という名前が付いていますが、つづりが違います。「ニュイ・サン・ジョルジュ」村の「レ・ダモド」も、ひと続きで上部と下部に分かれており、上部は村名、下部は1級畑となります。「レシュノー」は、どちらにも畑を持っていますで、ブレンドして村名格として売っていたのです。今は下部の畑が増えたので、1級として単独で造れるようになりました。2011年のことです。
「ヴォーヌ・ロマネ」のようなエレガントで華やかな香り、ピュアな果実味が組み合わさり、きれいなストラクチャーで、柔らかくしなやか。約20年近い熟成で紅茶やキノコ、かすかに獣臭もまとい始め、リキュールのような、ねっとりと感も出て、ようやく個性を発揮してきております。
是非、お楽しみください。!!!

(2017.7.01[SAT])


「 今月のおすすめワイン 」

リッジ

★6月のお勧めボトルワイン

RIDGE VINYARD CHARDONNAY ESTATE '14 (SANTA CRUZ MOUNTAINS) 20,000
リッジ ヴィンヤード シャルドネ エステイト (サンタ クルーズ マウンテン)

「リッジ・ヴィンヤーズ」は、米国「カリフォルニア」州を代表する名門ワイナリーで、1986年に「大塚製薬」株式会社が取得しました。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。
ワイン造りのアプローチは、伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培、ワイン醸造の両面において極力自然なプロセスを導いてやるというものです。不世出の天才醸造家にして「リッジ」の象徴でもある総帥“ポール・ドレーパー”は、40年以上にもわたって、極めてバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。「リッジ」は、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも、創立以来一貫してこだわり続けており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。
「リッジ」が手掛けるワインに用いられるブドウは、カベルネ・ソーヴィニョン種のほか「ボルドー」原産の黒ブドウ数種と、アメリカを象徴する黒ブドウのジンファンデル種、そして白ワインの女王シャルドネ種など。ワイナリーは2箇所、「サンフランシスコ」の南、「シリコン・ヴァレー」近くの「サンタ・クルーズ」山脈中と、「サンフランシスコ」の北、ジンファンデル種の本場「ソノマ」郡にあります
トップキュヴェの「モンテベロ」の畑には、わずかな量ですがシャルドネ種も植わっており、そこから二種類のワインが造られています。優れた年にのみ造られる白のフラッグシップ、「モンテベロ・シャルドネ」と毎年生産され、今月のお勧めの「エステート・シャルドネ」です。「リッジ」の造る白ワインはこのシャルドネ種のみで、全体生産量の数%を占めるにすぎないのですが、世界中で高い評価を受けています。「モンテベロ」の冷涼な気候と石灰岩土壌(ブルゴーニュと同じ)を考えれば、ここで偉大なシャルドネ種が生まれないはずはないのです。
色調はまさに太陽の恵みを凝縮したような黄金色。事実、しっかりとした酸と強いミネラル風味をたたえたエレガントなスタイルなのですが、豊富な果実味とアメリカンオークの風味が、「ブルゴーニュ」とは異なる喜びを与えてくれます。
「リッジ」のワインはかねてから、ホワイトハウスの晩餐会でよく用いられてきました。世界の首脳や国賓を相手に繰り広げられる「美食外交」の場において、アメリカが世界に誇る逸品としてその存在を誇示するのです。最近の例では2016年10月に、“オバマ”大統領がイタリアの“マッテオ・レンツィ”首相をホワイトハウスに迎えた任期中最後の公式晩さん会で、メインディッシュの炭焼きテンダーロインに合わせて「ジンファンデル・イースト・ベンチ2014年」が饗されています。2013年6月に、中国の習近平国家主席を“オバマ”大統領が迎えた晩餐会の席においては、メインディッシュのポーターハウスステーキに「ガイザーヴィル2008年」が合わせられました。日本が絡む近年の例としては、2006年6月、当時の“小泉”首相を“ブッシュ”大統領が歓待したホワイトハウス晩餐会があげられます。この時には「リットン・スプリングス2004年」が、メインディッシュの神戸牛に合わせて出されたようです。
上述の「美食外交」には赤ワインばかりの登場でございますが、初夏のこの頃、ますます床席の気候も良くなってまいりますので、リッチな白ワインで「美食外交」を催されては如何でしょうか。
是非、お電話お待ちしております!!。

[2017.6.01[THU])

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